鉄腕リリーバー・モイラン 古巣・ブレーブスと契約交渉中
2018.2.19 11:00 Monday
80試合以上に登板したシーズンが3度もあり、昨季はメジャー最多の79試合に登板した鉄腕リリーバー、ピーター・モイランが古巣・ブレーブスへの復帰に近付いているようだ。ブレーブスは現在、モイランとの契約完了に向けて交渉を続けている。
昨季のモイランはロイヤルズで79試合に登板して24ホールド、防御率3.49、被打率.189をマーク。右のサイドハンドからの投球で右打者を得意とする傾向は昨季も変わらず、左打者には打率.316と打ち込まれたものの、右打者を打率.161に封じ込め、自身の役割をしっかり果たしたシーズンとなった。
ロイヤルズがモイランとの再契約に向けて契約交渉を行っていることが報じられているが、MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボウマンによると、ブレーブスが一歩リードしている模様。ブレーブスとの契約完了は目前に迫っているようだが、現時点ではメジャー契約なのかマイナー契約なのかといった具体的な契約条件については明らかになっていない。
モイランはオーストラリア代表の一員として出場した2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシックでブレーブスのスカウトの目に留まり、大会後にブレーブスと契約。2007年に80試合で防御率1.80、2009年に87試合で防御率2.84、2010年に85試合で防御率2.97をマークするなどブルペンの中心的存在としてチームに貢献したが、2008年にトミー・ジョン手術、2011年に背中の手術、2014年には2度目のトミー・ジョン手術を受けているように故障と戦うキャリアを送っている。全休した2014年を経て、2015年はブレーブスでプレイしたが、登板は22試合どまり(防御率3.48)。今回、ブレーブスとの契約が正式に決まれば、3度目のブレーブス所属となる。
ブレーブスの投手陣は先発・リリーフを問わず若手選手が非常に多く、モイランは対右打者用のスペシャリストとしてだけでなく、豊富な経験を有する若手選手のサポート役として貴重な存在となるはずだ。
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