アルダーソンGM「ティーボウはメジャーでプレイするだろう」
2018.2.19 11:30 Monday
2007年にカレッジ・フットボールで最も活躍した選手に贈られる「ハイズマン賞」を受賞し、NFLでもプレイしたティム・ティーボウ(メッツ)は2016年8月に野球転向を表明し、今年のスプリング・トレーニングに招待選手として参加予定である。サンディ・アルダーソンGMはティーボウにメジャー昇格の可能性があると考えているようだ。
ティーボウが野球転向を表明してメッツと契約したとき、ティーボウが将来、メジャーへ昇格すると予想した人はほとんどいなかっただろう。あくまでも「記念」、悪い言い方をすれば「お遊び」で野球に転向したと考えた人が多かったはずである。しかし、アルダーソンは「私の推測だが」と前置きしたうえで「ティーボウはメジャーでプレイすると思うよ」とティーボウのメジャー昇格を予感し始めている。
昨季のティーボウはA級で開幕し、6月下旬にA+級へ昇格。2階級合計で126試合に出場して打率.226、8本塁打、52打点、OPS.656をマークした。486打席で126三振を喫しているようにまだ課題は山積しているが、昇格後に成績を向上させており、野球の世界に少しずつ適応し始めていることは間違いない。球団がティーボウに可能性を感じているからこそ、スプリング・トレーニングへの招待状が届いたのだろう。
メッツはスプリング・トレーニングでティーボウをヨエニス・セスペデスやジェイ・ブルースといったその他の外野手と同様に扱う方針だ。つまり、ティーボウのパフォーマンス次第では、AA級とAAA級を飛び越えて開幕ロースターに名を連ねる可能性もゼロではないのだ。もちろん、開幕ロースター入りが実現する可能性は限りなくゼロに近い。しかし、昨季をA+級で終えたティーボウは今季の開幕をAA級で迎える可能性がある。メジャーまであと2階級というところまで来ているのである。
「一人のアスリートとして、僕はベストの選手でありたい、最も高いレベルでプレイしたい、チャンピオンになりたい、と常に思っている。僕は自分を信じているから、その目標に向かって努力できるんだ。でも、もしメジャーに昇格できなくても後悔はしないだろう。野球をすでに楽しんでいるからね」とティーボウ。今オフ、スイングの改造に取り組んだティーボウは、ひょっとすると、今季終盤にはメジャーのフィールドに立っているかもしれない。
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