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センターのレギュラーポジション奪還に意欲を見せるエルズベリー

2018.2.19 14:30 Monday

 昨季のポストシーズンではアーロン・ヒックスが全13試合でセンターのスタメンを務めたヤンキース。メジャー12年目、ヤンキース5年目のシーズンを迎えるジャコビー・エルズベリー(ヤンキース)は、控えに甘んじるつもりはなく、レギュラーポジション奪還を目指している。

 今季のヤンキースにはジャンカルロ・スタントンの加入により、レフトのブレット・ガードナー、センターのヒックス、ライト&指名打者のアーロン・ジャッジ&スタントンと、エルズベリーより序列の高い外野手が4人も存在する。エルズベリーは2008年のメジャー定着後初めて控え選手として開幕を迎える見込みだが、当然のことながら、レギュラー奪還を諦めるつもりはない。

 昨季のエルズベリーは脳震盪により5月下旬に戦列を離れ、およそ1ヶ月後に戦列復帰を果たしたものの、視界がぼやける後遺症に苦しんだ。その間にヒックスがレギュラーに定着し、エルズベリーが「4番手外野手」という扱いに。9月に打率.337と復調したものの、ポストシーズンでセンターのスタメンを務めることは1度もなかった。「あれは去年のことだよ。僕は今季を楽しみにしている。身体の調子も良いからね」とエルズベリー。「毎年競争なんだ。メジャーで10年以上プレイしているけど、スタメンが確約されていたことなんて1度もなかった。(スプリング・トレーニングで)みんなが一生懸命に練習して競争するんだ。スタメンはまだ決まっていない」とレギュラー奪還に強い意欲を見せる。

 先日、エルズベリーはアーロン・ブーン新監督と昼食をともにし、様々な会話を交わしたという。もちろん、そのなかには今季の起用法についての話も含まれていると見られるが、「起用法がどうであれ、シーズンに向けての準備は変わらない」というのがエルズベリーの考えだ。

 ヤンキースはオフシーズンを通してエルズベリーのトレードを試みたものの、まだ3年6800万ドルの契約が残っており、引き取り手は見つからなかった。ヤンキースでレギュラーポジションを失い、他球団からも不要と見なされた男の意地に期待したい。


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