チームに柔軟性をもたらすカーペンターのユーティリティ性
2018.2.19 15:30 Monday
昨季はキャリアで初めて一塁が主戦場となったマット・カーペンター(カージナルス)だが、今季も引き続き主に一塁手として起用されることが予想されている。二塁と三塁を守ることもできるカーペンターのユーティリティ性は、柔軟な選手起用を可能にしている。
カーペンターは2013年のレギュラー定着以降、二塁→三塁→一塁とチーム事情に合わせてポジションを変えてきた。昨季はキャリアで初めて一塁手としての出場が100試合を超え、一塁手としての出場は120試合、一塁手としての先発出場は110試合を数えた。一塁での失策を7つに抑え、守備率.993、守備防御点+1と及第点以上の数字を残したカーペンターは、今季も昨季同様に一塁が主戦場となる見込みだが、「1つのポジションに固定されたシーズンはほとんどないからね。あらゆるポジションで出場できるように準備はしておくよ」と今季もそのユーティリティ性を生かしてチームに貢献するつもりだ。
今季のカージナルスは一塁にカーペンター、二塁にコルテン・ウォン、三塁にジェッド・ジョーコ、遊撃にポール・デヨングを据える布陣がメインとなる見込みだ。しかし、この4人以外にもホゼ・マルティネス、ルーク・ボイト、グレッグ・ガルシアらが出場機会をうかがっており、特に昨季ブレイクを遂げて打率.309、14本塁打、OPS.897をマークしたマルティネスは、外野のレギュラー3人がガッチリ固定されたこともあり、今季は一塁手としての起用が増加することが予想されている。ジョーコは遊撃や二塁を守ることもできるため、マルティネスが先発出場するときにカーペンターが三塁に入ってジョーコが遊撃や二塁に回ったり、ウォンやジョーコの休養時にマルティネスが一塁に入ってカーペンターが二塁や三塁に回るケースも出てくるだろう。
メジャーリーグにユーティリティ・プレイヤーは少なくないが、チームの中心打者が複数のポジションを守り、チームに貢献するというのは比較的珍しいケースである。長打力と選球眼に注目が集まりがちなカーペンターだが、彼のユーティリティ性はチームにとって大きな武器となっていることは間違いないだろう。なお、どのポジションを守るのが一番好きかを問われたカーペンターは「一塁かな。多くのプレイに関わることができるからね」と答えたそうだ。
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