マリナーズの開幕投手はヘルナンデスら3投手による争いか
2018.2.20 15:30 Tuesday
現役投手では最長となる9年連続で開幕投手を務めているフェリックス・ヘルナンデスを擁するマリナーズだが、今季は「即決」というわけにはいかないようだ。スコット・サービス監督はオープン戦での各投手のピッチングを見たうえで開幕投手を決定する方針を明らかにした。
直近11シーズンで開幕投手を10度務めているヘルナンデスだが、昨季は2度の故障者リスト入りがあり、16先発で6勝5敗、防御率4.36という不本意な成績に終わった。その一方で、ジェームス・パクストンは24先発で12勝5敗、防御率2.98と充実のシーズンを過ごし、昨年8月末にカージナルスから加入したマイク・リークも移籍後の5先発で3勝1敗、防御率2.53と好投。サービスはこの3投手のなかから開幕投手を選ぶ方針だ。
「春季キャンプ、オープン戦でどのように物事が進むか見てみよう。もちろん、ある時点で決断をしてローテーションの順番を決めないといけないけどね。開幕投手に相応しい投手は何人かいると思っているよ」とサービス。「パクストンは昨季飛躍を遂げ、ローテーションを牽引してくれた。フェリックスがこれまでのキャリアで成し遂げてきたことは誰もが知っている。リークも新天地で見事なデビューを飾ってくれた。開幕投手を任せられる投手はたくさんいるんだよ」と、この3投手が開幕投手の候補であることを認めた。
マリナーズは日本時間2月21日に野手陣が合流してチーム全体の練習がスタートし、日本時間2月24日には計32試合のオープン戦がスタートする。ヘルナンデス、パクストン、リークは最大で6試合に先発することが可能であり、サービスはオープン戦で各投手の状況を見極めたうえで、最終的な決断を下すことになる。ヘルナンデスが現役最長の記録を10年連続に伸ばすのか、勢いのあるパクストンが初の開幕投手を務めるのか、あるいはリークがメジャー9年目にして初の開幕投手を勝ち取るのか。マリナーズでは久しぶりとなる開幕投手争いの行方に注目だ。
関連ニュース
2月16日 マリナーズの新戦力・ヒーリーが右手手術で離脱