スーザ&ダイソンが加入 激戦区と化したDバックス外野陣
2018.2.21 12:30 Wednesday
J.D.マルティネスとの再契約に失敗したダイヤモンドバックスは2年750万ドルでジャロッド・ダイソンと契約し、日本時間2月21日にはトレードでスティーブン・スーザJr.を獲得。ダイヤモンドバックスの外野陣はレギュラー級5人がひしめく激戦区と化した。
数日前まで、今季のダイヤモンドバックスの外野陣はレフトにヤズマニー・トマス、センターにA.J.ポロック、ライトにデービッド・ペラルタが入り、ソクラテス・ブリトー、ジェレミー・ヘーゼルベイカー、ラモン・フローレス(招待選手)、レイ・フエンテス(招待選手)らが控えの座を争う構図となっていた。しかし、マルティネスを逃したものの、ダイソンとスーザJr.が加入。2016年に31本塁打を放ったトマスでさえレギュラーの座が保証されないという激戦区に変貌を遂げた。
トーリ・ロブロ監督は「競争になるだろうね。まだ何も決まっていないよ」と有力選手がひしめく外野陣にレギュラー争い&開幕ロースター争いを促すことを示唆。レギュラー確保が有力なポロックとペラルタに対し、昨季47試合のみの出場に留まったトマスは競争に飲み込まれる可能性が高いが、「毎年のスプリング・トレーニングと同じだよ。スプリング・トレーニングで仕事を勝ち取らないといけない。それは理解しているし、準備はできているよ」とスーザJr.やダイソンとのレギュラー争いに意欲を見せる。
昨季のパフォーマンスから判断すれば、レイズで30本塁打を放ったスーザJr.がレギュラーに相応しいと言えるだろう(この場合はレフトにペラルタ、ライトにスーザJr.が入る布陣が有力)。しかし、主砲のポール・ゴールドシュミットが「トマスは僕たちの打線を引っ張ってくれる。2年前にそれは証明された。彼が健康でいることが必要だけどね」と語るように、トマスが健康であれば、その長打力は捨てがたい。ただし、スーザJr.は守備と走塁でも平均以上の能力を持っており、トマスにとって分が悪い競争であることは間違いない。競争によって各選手が最高のパフォーマンスを見せてくれることがチームにとってベストの展開と言えるが、この熾烈な競争はどのような結末を迎えるのだろうか。
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