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パイレーツが正左翼手としてレイズからディッカーソンを獲得

2018.2.23 11:00 Friday

 日本時間2月23日、パイレーツとレイズの間でトレードが成立し、パイレーツは救援右腕のダニエル・ハドソン、2017年ドラフト13巡目指名のトリスタン・グレイ、金銭100万ドルを放出して、レイズから昨季オールスター・ゲーム選出のコリー・ディッカーソンを獲得した。

 アンドリュー・マカッチェン(ジャイアンツ)に代わるレギュラー外野手を探していたパイレーツにとって、今回のトレードは理想的な補強と言えるだろう。昨季のディッカーソンは前半戦に打率.312、17本塁打、OPS.903の好成績を残してオールスター・ゲームに初選出。後半戦に失速したものの、最終的には自己最多の27本塁打を放ち、打率.282、OPS.815と上々の成績をマークした。ニール・ハンティントンGMはディッカーソンを正左翼手として起用することを明言しており、ディッカーソンはセンターのスターリング・マーテイ、ライトのグレゴリー・ポランコとともに好打の外野トリオを形成することになる。

 ハンティントンは「コリー・ディッカーソンは打線に長打の脅威を加えてくれる。2年連続で20本以上のホームラン、60本以上の長打を打っている選手だからね」とディッカーソンの打撃力を高く評価。レイズがディッカーソンをDFAとし、ディッカーソンが獲得可能となった際には「我々にとてもフィットする存在だと思ったよ」とすぐに獲得を検討し始めたという。

 左中間が広いパイレーツの本拠地・PNCパークでは、左翼手にも中堅手と同等の守備力が要求されるが、この点についてハンティントンはあまり心配していないようだ。「レフトが広いということは我々も認識している。外野に中堅手を2人据えることを何度も検討したくらいだよ。でも、ディッカーソンは攻撃面で大きな戦力になってくれると考えているし、守備でも堅実なプレイを見せてくれるだろう」とハンティントンは語る。

 また、ハドソンの放出により、若手投手が揃うブルペンの枠を1つ確保することもできた。今オフの補強でブルペンにはカイル・クリックやマイケル・フェリースが加わっており、昨季71試合に登板して21ホールドをマークしたハドソンの放出も、それほど大きなダメージにはならないだろう。


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