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レイズのNo.1有望株・ハニーウェルが右前腕の痛みを訴える

2018.2.23 12:30 Friday

 MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングで1位にランクインしているブレント・ハニーウェル(レイズ)が、日本時間2月23日の練習中に右前腕の痛みを訴え、グラウンドから退いた。ケビン・キャッシュ監督はハニーウェルが精密検査を受ける予定であることを明らかにした。

 ハニーウェルは打撃練習で打撃投手を務めていた際、およそ10球目をリリースした際に叫び声をあげ、痛みで顔をしかめたという。ウィルソン・ラモスを相手にハニーウェルが投げているところを見ていたヘスス・スクレは「彼はとても良いピッチングをしていたし、完璧だった。最初はウィルソン(・ラモス)に対してチェンジアップを投げていた。次に速球を投げたんだけど、そのときに彼は叫んだんだ」と当時の様子を振り返る。その後、ハニーウェルはマウンドを降り、トレーナーに付き添われながらクラブハウスへ姿を消した。現時点ではハニーウェル本人のコメントは発表されていない。

 キャッシュはこの状況を「不幸」と表現した。今季中のメジャーデビューが確実視されていた球団ナンバーワンのプロスペクトを故障で失うことが濃厚となったのだから、キャッシュがそのように感じるのも当然のことかもしれない。「まずは医者とトレーナーに診てもらう。私はその場にはいなかったのだけど、彼はとても失望していたと聞いている。今オフ、彼は一生懸命トレーニングをしていたし、(ガッカリするのも)当然だろう。今のところはこれ以上のことはわからない。情報が入ってくるのを待つだけだね」とキャッシュは状況を説明した。

 昨季のハニーウェルはAA級で2試合、AAA級で24試合に先発し、2階級合計で136回2/3を投げて13勝9敗、防御率3.49、172奪三振をマーク。右腕としては珍しいスクリューボールの使い手でもあり、昨季のフューチャーズ・ゲームでは2回4奪三振の好投でMVPに選出された。「彼の才能は過去2年間の成績を見れば明らかだよ」とキャッシュも大きな期待を寄せていたハニーウェルだが、場合によってはトミー・ジョン手術が必要になる可能性も出てきた。なお、ハニーウェルの詳しい状況については、近日中に球団から公式発表される見込みである。


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