パイレーツがタフネス左腕・シーグリストとマイナー契約
2018.2.25 16:00 Sunday
メジャーリーグではオープン戦がスタート。実践形式のサバイバルが始まったその裏で去就が決まっていない選手も数多くいる。開幕まで約1ヶ月となり調整期間のことを考えても1日でも早くチームに合流したいところだ。そんな中、パイレーツはケビン・シーグリストとマイナー契約を結んだ。
28歳のシーグリストはタフネスさを武器とするリリーフ左腕で昨年はカージナルスで開幕を迎えるも2度に渡る故障のために不本意なシーズンを送ってしまった。カージナルスでは39試合に登板したものの、8月には退団となりフィリーズに移籍して投げていた。新天地では7試合でしか投げることができず、オフにはFAとなっていた。1年通じての成績は46試合に登板して1勝1敗 防御率4.81だった。
シーグリストは先日、フロリダ州で約20人のスカウトの前でショーケース(公開練習)を実施。このとき、メジャー契約を結ぼうとした球団はいなかったようだが、守護神のフェリペ・リベロに投げるリリーフ陣の形成を目指しているパイレーツのスカウトに彼の投球が目に止まった。カージナルス時代の2015年にはナ・リーグ最多となる81試合に登板した実績を持ち、これまでもキャリア通算で276試合で投げてきた経験豊富な左腕だ。
パイレーツとの契約が決まったシーグリストは「とても気分がいいよ。オフには良い時間を過ごすことができたし、キャンプでは自分の力をアピールしていきたいね」と喜びの声を語った。先日からパイレーツは次々と補強を敢行しており、ブライス・ブレンツやコリー・デッカーソンなど投手だけではなく、野手の補強もしている。現状ではまだキャンプ中のため選手個々の力を試す期間ではあるが、チームは今後の活躍によって戦力になってくれると期待を寄せている。
果たしてシーグリストは2015年のようなタフネスさをパイレーツで見せることができるか。招待選手としてメジャーキャンプに参加することになるがまた大舞台に戻る機会を与えられた。本人の体の状態も良いことからリリーフ陣争いもさらにし烈となりそうだ。
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