レッドソックスが明日J.D.マルティネスの入団を正式発表予定
2018.2.26 11:00 Monday
契約合意が報じられてから1週間。レッドソックスとJ.D.マルティネスの間で正式契約に向けての交渉が続けられ、日本時間2月27日に昨季45本塁打を放ったスラッガーの入団記者会見が行われる予定となっている。いよいよ「レッドソックスのJ.D.マルティネス」が誕生する。
レッドソックスとマルティネスが5年1億1000万ドルで契約合意に達したと報じられて以降、なかなか正式契約のニュースが聞こえてこなかった。身体検査の結果、2018年シーズンについては問題ないものの、5年という契約期間のうちに問題となりそうな箇所が見つかったという。マルティネスは昨季、右足の故障により開幕からの1ヶ月強を欠場しており、2016年には右肘の故障に悩まされた。正式契約へのプロセスを長引かせた原因は明らかになっていないが、双方は正式契約に向けて、協力的にこの問題の解決に取り組んだようだ。
デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長が「オフシーズン当初からマルティネスが我々のトップターゲットであり、交渉がスローペースとなってもそれは揺るがなかった」と語ったように、昨季リーグ最少の168本塁打に終わったレッドソックスにとって、マルティネスは待望の大物スラッガーである。ドンブロウスキーはマルティネスが2014年3月にアストロズから解雇された際、マイナー契約でタイガースに迎え入れた人物であり、先発ローテーションの一角を担うデービッド・プライスとリック・ポーセロもタイガースでマルティネスとともにプレイした経験がある。オープン戦開始後の合流となってしまうが、旧知の選手もおり、スムーズにチームに溶け込めるはずだ。
広角に長打を打てるマルティネスだが、今季からレフト側が狭いフェンウェイ・パークが本拠地となるため、レフト側へ引っ張る打球が増える可能性もある。なお、フェンウェイ・パークでは通算7試合に出場して27打数12安打(打率.444)の好成績を残しており、ムーキー・ベッツやアンドリュー・ベニンテンディの後ろを打つことになる今季は、自己最多打点記録(昨季の104打点)更新の期待もかかる。レッドソックス待望の大物スラッガーがどんな活躍を見せてくれるのか注目だ。
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