English Español 韓国語

カイル&コリーのシーガー兄弟が初めて同じ試合に出場

2018.2.26 11:30 Monday

 日本時間2月26日に行われたドジャース対マリナーズのオープン戦で、カイル(マリナーズ)とコリー(ドジャース)のシーガー兄弟が初めて同じ試合に出場した。今年8月にはシアトルで両軍による3連戦が予定されており、両者はそこで再び顔を合わせる予定だ。

 長男のカイルは三男のコリーより7歳年上ということもあり、幼少時代に一緒にプレイしたり、敵として対戦したりすることは一度もなかった。プロ入り後も公式戦で顔を合わせる機会はなく、オープン戦でも一方が休養日を割り当てられるなど、直接対決の機会は巡ってこなかった。そもそも、カイルはコリーのプレイを目にする機会がほとんどなく、昨季のワールドシリーズを観戦してコリーのプレイを観たのが、コリーが11歳のとき以来だったという。

 しかし、オフシーズンの間は一緒にトレーニングをし、シーズン中もテキストメッセージをやり取りしてアイディアを共有したり、電話で近況報告をしたりと、両者の関係が疎遠なわけではない。カイルは弟の才能を高く評価しているし、コリーは自身のロールモデルとして兄を尊敬している。両者の関係が良好であることは、昨季開催された「プレイヤーズ・ウィークエンド」でカイルが「Corey’s Brother」というニックネームを選択したことからもわかるだろう。

 今日の試合にカイルは「5番・三塁」、コリーは「2番・指名打者」で先発出場。カイルが2打席連続でヒットを放ち、オープン戦打率10割をキープしたのに対し、コリーは遊撃ゴロと二塁ゴロで2打数ノーヒットに終わった。カイルがランダウンプレイで相手遊撃手にタッチされてアウトとなる場面があったが、コリーは指名打者として試合に出場していたため、グラウンド上で両者が交わる場面はなかった。

 試合前のミーティングで、マリナーズは冗談のつもりでカイルにコリーの攻略法を尋ねたという。しかし、先発のマルコ・ゴンザレスが「兄弟愛があるし、彼を責めることはできないよ」と語ったように、コリーは攻略法を明らかにしなかったようだ。互いを尊敬するシーガー兄弟の直接対決は、日本時間8月18~20日の3連戦で再び実現する。セーフコ・フィールドで行われるこの3連戦には、両親も観戦に訪れるようだ。シーガー一家にとって、忘れられない試合となることは間違いなさそうだ。


 関連ニュース

  2月24日 ケンプのドジャース復帰戦は本塁打を含む2安打3打点と活躍

  2月20日 マリナーズの開幕投手はヘルナンデスら3投手による争いか

spotvnow