パドレスの主砲・マイヤーズ 3年ぶりの外野守備に挑戦中
2018.2.26 15:30 Monday
2年連続で「20本塁打&20盗塁」をクリアするなど、チームの主軸として活躍を続けているウィル・マイヤーズ(パドレス)だが、今オフはエリック・ホズマーの加入によりポジション変更を強いられることになった。しかし、3年ぶりとなる外野守備にも積極的に取り組んでいる。
オフシーズン当初、パドレスがホズマー獲得に向けて動き始めた際、球団はマイヤーズに連絡を取り、ホズマー獲得に成功した場合にポジション変更を快く受け入れてくれるかどうかを確認したという。マイヤーズの返答は「快く受け入れる」というものだった。そして、最終的にパドレスはホズマー獲得に成功し、マイヤーズの外野復帰は現実のものとなったのである。
マイヤーズは捕手としてプロ入りし、最初の2年間は捕手として試合に出場していた。2011年からは外野手に転向し、一時三塁を守ることもあったものの、2013年に外野手としてメジャー昇格。この年はア・リーグ新人王に選出され、2015年にパドレスへ移籍すると右翼から中堅へポジションを移した。2016年からはチーム事情により一塁手に転向していたが、今季は再び外野へ。現在は外野守備を担当するスキップ・シューマッカー一塁ベースコーチとともに、右翼の守備練習に取り組んでいる。
忘れかけていた外野守備の感覚を思い出しながら守備練習に取り組んでいるというマイヤーズだが、シューマッカーはマイヤーズの身体能力を高く評価し、ゴールドグラブ級の外野手になれると信じている。「ウィル(・マイヤーズ)はその気になれば、球界で最高のアスリートになれる。1球1球に集中できるようになれば、ゴールドグラブ賞だって獲れるだろう。ウィル・マイヤーズより身体能力の高い選手なんてなかなかいないよ」とシューマッカーは語る。
全く未経験のポジションではないということもあり、マイヤーズの外野再コンバートはスムーズに進むはずだ。ホズマーとマイヤーズという左右の強打者が打線の核としてしっかり機能すれば、若手選手が着実に成長を続けるパドレスには明るい未来が待っているに違いない。
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