English Español 韓国語

大谷「2番・DH」で野手デビュー 2四球&タイムリーで全打席出塁

2018.2.27 10:30 Tuesday

 オープン戦初先発から2日後、日本時間2月27日のパドレス戦で大谷翔平(エンゼルス)が野手デビューを果たした。「2番・指名打者」で先発出場した大谷は、2四球を選んだあと、5回表の第3打席でセンター前へのタイムリー。全打席で出塁し、上々の滑り出しとなった。

 「最初のヒットを打てたのも嬉しいですが、(四球を選んだ)最初の2打席にも満足しています」と自身のパフォーマンスを振り返った大谷。第1打席は右腕のジョーダン・ライルズ、第2打席は左腕のバディ・バウマンからともに四球を選び、第3打席は右腕のマイケル・マリオットの初球をセンター前へ弾き返した。「たくさんのボールを見ることができましたし、右腕とも左腕とも対戦することができました」と充実感を滲ませた。

 大谷の初ヒットが飛び出したのは4点ビハインドの5回表。一死からエリック・ヤングJr.が二塁打で出塁すると、大谷は続く初球を捉え、二遊間を破るセンター前へのタイムリーヒットを放って反撃の口火を切った。大谷はここで代走を送られたが、デービッド・フレッチャーがヒットで続き、マーティン・マルドナードのタイムリー内野安打で2点差。さらにマット・サイスのライト前ヒットにウィル・マイヤーズのエラーが絡み、エンゼルスはこの回一挙4得点で同点に追い付いた。しかし、エンゼルスは直後の5回裏に勝ち越され、その後も失点を重ねて最終的には4対10で敗れている。

 大谷は「最初の2打席でたくさんのボールを見ることができたのは、日本とアメリカのストライクゾーンの違いを確かめたいと思っていたからだと思います。(最初の2打席で)それを達成できましたし、得点圏に走者がいたので、(第3打席では)初球から積極的にいきました」と各打席での狙いを解説。その狙い通り、見事に結果を残してみせた。

 「打撃の方が先に仕上がるのは例年通り」と大谷が語ったように、打撃では早くも存在感を示すことに成功。今後はピッチングの状態を上げていきたいところであり、マイク・ソーシア監督は日本時間3月3日のカブス戦で先発させる予定であることを明らかにした。また、その前に日本時間2月28日のロッキーズ戦で再び野手として出場する可能性もあるようだ。


 関連ニュース

  2月23日 エンゼルス・大谷 25日のブリュワーズ戦でオープン戦デビュー

spotvnow