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呉昇桓がブルージェイズと正式契約 カレーラがDFAに

2018.2.27 14:30 Tuesday

 日本時間2月27日、ブルージェイズは35歳の韓国人右腕・呉昇桓と正式に契約を結んだことを発表した。年俸200万ドルの1年契約がベースとなり、2019年の契約は年俸250万ドルの球団オプションとなっている。ただし、呉が定められた登板試合数をクリアした場合、自動的にオプションが行使されるという。

 韓国プロ野球の三星ライオンズで5度のセーブ王を含む277セーブ(韓国プロ野球記録)、日本プロ野球の阪神タイガースでは2年連続セーブ王となり合計80セーブをマークした呉は、2016年1月にカージナルスと契約。1年目は安定したピッチングでシーズン途中にクローザーへ昇格し、76試合で6勝3敗19セーブ14ホールド、防御率1.92の好成績をマークしたが、昨季は球威がなく安定感を欠き、62試合で1勝6敗20セーブ7ホールド、防御率4.10に終わり、シーズン途中でクローザーの座を剥奪された。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、今月上旬にレンジャーズとの契約合意が伝えられたが、身体検査をパスできず破談に。今日になってようやくブルージェイズとの正式契約に至った。

 ベンチコーチのデマーロ・ヘイルは「彼の加入は投手陣を強化してくれるだろう。彼は経験豊富なベテランだし、過去2年間のメジャーリーグでの成功も見てきた。ブルペンの戦力アップになるし、一部の若手投手をマイナーでプレイさせることも可能になる」と呉の加入を歓迎。ブルージェイズには若き守護神のロベルト・オスーナがおり、呉はオスーナへつなぐセットアッパーを務めることになるだろう。

 なお、ブルージェイズは呉のロースター枠を確保するために控え外野手のエゼキエル・カレーラをDFAとした。今オフ、ブルージェイズにはランドール・グリチックやカーティス・グランダーソンが加入し、外野は人員過剰状態。昨季は外野の準レギュラーとして131試合に出場し、打率.282、8本塁打、10盗塁、OPS.764と自己最高のシーズンを過ごしたカレーラだが、チームの補強の割を食う形でDFAとなった。


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