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2009年新人王・ベイリーが現役引退を表明 通算95セーブ

2018.2.27 15:30 Tuesday

 日本時間2月27日、2009年ア・リーグ新人王のリリーフ右腕、アンドリュー・ベイリーが自身のInstagramを通して現役引退を表明した。メジャー最初の3年間で75セーブを挙げたベイリーだが、その後は相次ぐ故障に苦しみ、デビュー当時の輝きを取り戻すことはできなかった。

 ベイリーは2006年のドラフトでアスレチックスから6巡目(全体188位)指名を受けてプロ入りし、マイナーでは主に先発投手としてプレイ。2009年にリリーバーとしてメジャーデビューを果たし、68試合に登板して6勝3敗26セーブ、防御率1.84の好成績を残してア・リーグ新人王に選出された。2010年と2011年は故障もあって登板試合数は50に届かなかったが、それぞれ25セーブ、24セーブをマーク。ジョナサン・パペルボンの退団によりクローザーを必要としていたレッドソックスが、2011年オフにジョシュ・レディック(現アストロズ)ら3選手とのトレードで獲得した。

 ところが、2012年以降はさらに故障が増え、レッドソックスでは2シーズンで49試合に登板しただけ。右肩の故障で2014年シーズンを全休し、2015年にヤンキースでメジャー復帰を果たしたが、この年は10試合で防御率5.19、フィリーズとエンゼルスでプレイした2016年は45試合で防御率5.36と、全盛期からは程遠いパフォーマンスに終始した。昨季はエンゼルスで開幕ロースター入りを果たし、開幕からの4登板で2勝をマークする好スタートを切ったものの、右肩の炎症で早々に離脱。結局復帰できないままシーズンを終えた。

 メジャー8年間で5球団を渡り歩き、通算265試合に登板して16勝14敗95セーブ、防御率3.12を記録。ルーキーイヤーの2009年から2年連続でオールスター・ゲームに選出された。今後は現役最後に所属したエンゼルスでインスタント・リプレイのコーディネーター兼アシスタント・コーチを務める予定となっており、元新人王の「第二の人生」での活躍に期待したい。


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