ロッキーズ・ブラック監督 8人制ブルペンの採用を明言
2018.2.27 17:30 Tuesday
ウェイド・デービスとブライアン・ショウを獲得し、ジェイク・マギーと再契約を結ぶなど、今オフのロッキーズはブルペンの大幅なアップグレードに成功した。バド・ブラック監督は戦力アップしたブルペンを最大限に活用すべく、8人制ブルペンの採用を明言した。
アクティブ・ロースターが25枠しかないメジャーリーグでは、投手12人・野手13人の形が一般的であり、先発投手が5人必要なため、リリーフ投手は7人になることが非常に多い。しかし、ブラックは「先発5人、リリーフ8人でいく。昨季は投手12人で戦おうとしたけど、結局13人を維持することになったからね」と開幕ロースターに投手を13人登録する方針であることを明らかにした。
過去の実績から判断すると、クローザーのデービス、左右のセットアッパーであるマギーとショウ、ミドルリリーフのアダム・オッタビーノ、マイク・ダン、クリス・ラシン、スコット・オバーグの7人は開幕ロースター入りがほぼ確実。残りの1枠をザック・ロスカップ、カルロス・エステベス、ハイロ・ディアスらが争うことになりそうだ。
また、8人制ブルペンの採用は、ベンチ入り野手が5人ではなく4人になることを意味する。ブラックが「複数ポジションを守ることができる選手が必要になる」と語るように、通常よりベンチ入り野手が1人少ない分、ベンチ入りの4選手には様々な役割をこなすことが求められる。昨季はアレクシー・アマリスタ(現タイガース)が内外野の6ポジションを守り、ユーティリティ・プレイヤーとして活躍したが、今季は昨季13本塁打を放ったパット・バライカがその役割を担うことになるだろう。控え捕手のトニー・ウォルターズも二塁、三塁、遊撃での出場経験があり、チームのニーズに合う選手だ。残りの2枠のうち1枠は控え外野手ということになるが、ここはデービッド・ダールやライメル・タピアらが争っている。なお、最後の1枠については、どのような役割の選手が入るかは未定だが、ブラックは「ユーティリティ性がカギになるだろうね」と複数ポジションを守れる選手を優先する意向を示した。
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