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エンゼルス・ソーシア監督 大谷のフレキシブルな起用に前向き

2018.3.2 14:30 Friday

 メジャーリーグで本格的な二刀流に挑戦する大谷翔平(エンゼルス)は当初予想されていたよりも多くの打席を得ることになるかもしれない。マイク・ソーシア監督は先発登板の前日や翌日に打席に立たせる可能性も含め、大谷のフレキシブルな起用に前向きな姿勢を示している。

 日本時間3月3日のカブス戦で先発予定の大谷は、登板前日にあたる日本時間3月2日のジャイアンツ戦には出場しなかった(エンゼルスが11対4で勝利)。エンゼルスはオープン戦の間、大谷を登板前日と翌日に野手として出場させない方針を貫く予定だが、レギュラーシーズン開幕後はこの方針が変化する可能性もあるという。

 「シーズンが始まったら、我々は(大谷の状態を)細かくチェックしていくことになるだろう。投手はピッチングに多くのエネルギーを割かなければならないし、場合によっては野手としての出場機会を犠牲にしてしまうかもしれない。でも、あらゆることにフレキシブルに対応していくつもりだよ。登板する前の日に野手として試合に出られないならそれでいい。登板した次の日に代打として出場できてもできなくてもそれでいい。二刀流を上手く実現させるために、フレキシブルになる必要があると思う」とソーシア。基本的には大谷のコンディションを最優先に考えていく方針だが、登板の前日や翌日に打席に立たせる可能性を否定はしなかった。

 ただし、ソーシアが「それは起こらないと思うよ」と断言したことが一つだけある。それは大谷が指名打者として出場した試合でリリーフ登板することだ。指名打者として出場した大谷を登板させる場合、エンゼルスはその試合の残りを指名打者なしで戦うことになるが、よほどの緊急事態でない限りこの起用法は起こり得ないだろう。同様に、大谷が先発登板する試合でエンゼルスが指名打者なしのスタメンを組むことも基本的には無いと考えて良さそうだ。

 経験豊富なソーシアは、二刀流に挑戦する大谷をどのように起用していくのか。今季最大の注目ポイントの一つであることは間違いない。


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