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ヤンキースがベテランの強打者・リンドとマイナー契約

2018.3.3 16:30 Saturday

 メジャーリーグのオープン戦は始まってはや数日。未だにジェイク・アリエタといった大物選手の去就が決まっていない。シーズン開幕まで既に1ヶ月を切った中で1日でも早く所属先を決めたいところだ。そんな中でヤンキースがアダム・リンドとマイナー契約を結んだ。

 34歳のリンドは一塁と左翼を守ることができ、パワーも魅力的な選手。昨年はナショナルズで開幕を迎え、1度も故障者リスト入りすることなくシーズンを過ごし、チームの地区連覇を支えた。1年を通じての成績は116試合に出場して打率.303 14本塁打 59打点だった。オフにはFAとなり新たな移籍先を探していた。

 ブルージェイズ時代の2009年には35本塁打 114打点でシルバースラッガー賞に選出されたこともあるリンド。昨年はチームの起用法もあって14本塁打と数字こそ少し落としたが、一昨年までは2年連続20本を記録していた。今回、ヤンキースでは一塁手のグレッグ・バードのバックアップ要員としての役割を期待されており、レギュラーは確約されていないもののリンド本人は「素晴らしい機会だよ」と入団を喜んでいる。チームはFA選手達が集まるフロリダ州のキャンプでリンドに注目し、今回の契約に至ったという。

 ブライアン・キャッシュマンGMは「リンドとの契約は保険ではあるが、我々はリンドの昨年のプレーをすべて見てきた。彼は非常に生産的な打者だ」と期待している。今年でメジャー13年目を迎えるベテラン野手のリンドにとっては去就が決まらなかった中でマイナー契約ではあるが、無事にプレーする機会を得た。果たして自慢の長打力でアピールすることができるか。新天地での挑戦が始まる。


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