ホワイトソックスがリリーフ左腕・ロスJr.とマイナー契約
2018.3.5 10:30 Monday
日本時間3月5日、レンジャーズとレッドソックスでブルペンの一角を担ってきたロビー・ロスJr.がホワイトソックスとのマイナー契約に合意したことが明らかになった。昨季は故障により8試合のみの登板に留まったロスJr.は招待選手として春季キャンプに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。
昨季のホワイトソックスはトミー・ケインリーやアンソニー・スウォーザックといった無名の投手が好投を続けて前半戦のブルペンを支え、夏場のトレードでは彼らと引き換えに若手有望株を獲得することに成功した。今季も同様の展開を狙っているのか、すでにホアキム・ソリア、ルイス・アビラン、ブルース・ロンドン、ロブ・スケーヒル、ゼイビアー・セデーニョといったリリーバーをトレードやマイナー契約で掻き集めているが、そのなかにロスJr.も加わることになった。
レンジャーズでメジャーデビューを果たした2012年に58試合に登板して6勝0敗、防御率2.22の好成績をマークしたロスJr.は、2015年1月にアンソニー・ラナウドとのトレードでレッドソックスへ移籍した。レッドソックスでは2年連続で54試合に登板するなど貴重なリリーフ左腕として活躍していたが、昨季は左肘の炎症で長期離脱したあと、8月下旬にはヘルニアの手術を受けてシーズン終了。結局、自己最少となる8試合にしか登板できず、防御率7.00、被打率.324という不本意なシーズンを過ごした。
故障の影響なのか、昨季は速球の平均球速が前年から2.5マイル(約4キロ)も低下していたが、ロスによると身体のコンディションは問題なく、キャンプ合流後すぐに実戦形式の打撃練習に登板する準備もできているという。実戦形式の練習やオープン戦で打者を相手に投球するなかで試合感覚を取り戻すことができれば、実績のあるリリーフ左腕として貴重な戦力となるはずだ。
レギュラーシーズン開幕まで4週間を切り、開幕ロースター争いは激しさを増していくことになりそうだ。
関連ニュース