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ダイヤモンドバックスのクローザー争いに平野も参戦中

2018.3.5 12:00 Monday

 フェルナンド・ロドニー(ツインズ)がチームを去り、空席となっているダイヤモンドバックスのクローザーの座。トーリ・ロブロ監督は「クローザーの座は広く開かれている」と明言しており、ブラッド・ボックスバーガー、平野佳寿、アーチー・ブラッドリーの3人がその座をかけて競争を続けている。

 3人のなかで最初にオープン戦で登板したのはボックスバーガーだった。日本時間2月24日のロッキーズ戦で1イニングを投げて無失点。しかし、その後は腕の痛みを訴えてオープン戦での登板を回避しており、ブルペンで投球練習を行うに留まっている。投球練習後、ボックスバーガーは「感触は良かった」と話していたが、まだ実戦復帰の予定は立っていない。

 平野はオープン戦最初の2登板で計2イニングを投げて3失点と崩れたが、3度目の登板となった日本時間3月5日のカブス戦では1イニング無失点の好投。ジェイソン・ヘイワード、ハビアー・バイエズ、ウィルソン・コントレラスの3人を三者凡退に打ち取った。「これまでで一番良かったね。速球のコマンドが特に良かった。球速は把握してないけど、今はそれほど気にする必要はない。狙ったところに投げられていたと思うよ」とロブロは平野のピッチングを振り返った。

 昨季セットアッパーとして活躍したブラッドリーは、最初の登板こそ1イニングを無失点に抑えたものの、次の登板では1回1/3を投げて4失点。チェンジアップを試しながらのピッチングとなったが、うまく機能しなかった。しかし、平野の後を受けて登板したカブス戦では2イニング無失点の好投。この日は速球とカーブだけを投げた。

 今のところ、際立って好パフォーマンスを発揮している選手はおらず、クローザー争いは一進一退の攻防が続いている。「今は結果よりも投げているボールを見ている」と語るロブロだが、最終的に誰をクローザーに指名するのだろうか。ボックスバーガーの実戦復帰後に競争は激化することになりそうだ。


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