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アレナードの契約延長交渉は今季終了後まで持ち越し

2018.3.5 14:30 Monday

 球界屈指の三塁手であるノーラン・アレナード(ロッキーズ)は、今季終了後までチームとの契約延長交渉に応じない意向を示した。アレナードは今季のチームに手応えを感じており、2年連続のポストシーズン進出に向けて試合に勝つことを最優先に考えている。

 アレナードは2017年1月にロッキーズと2年2950万ドルで契約を結んでおり、今季の年俸は1750万ドル。今季限りで2年契約が満了し、来季は年俸調停4年目のシーズンとなる。ロッキーズとしては今季を含めてアレナードをあと2年保有できるため、必ずしも契約延長を急ぐ必要はないが、アレナードが引き続き好成績を残すようであれば、来季以降の年俸はさらに上昇することが予想される。2年後にはフリーエージェントとなるため、流出を防ぐためにも早めに契約を延長しておきたいところだが、少なくとも今オフ中に契約延長がまとまる可能性はなくなった。

 アレナードは「今年のシーズンが終わるまでは何も起こらないと思うよ。僕たちは良いチームになっているし、勝つことに集中しているんだ」と語り、今季の戦いに集中することを明言。3年連続で37本塁打以上&130打点以上を叩き出し、デビューイヤーから5年連続でゴールドグラブ賞を受賞している三塁手の契約延長交渉は、今季終了後まで持ち越しとなる。

 昨季のロッキーズはカイル・フリーランド、ヘルマン・マルケスら若手投手の成長により、ワイルドカードを獲得して8年ぶりにポストシーズンへ進出。今オフはウェイド・デービスとブライアン・ショウを獲得してブルペンを強化し、さらなる上位進出を目指すための戦力を整えた。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドの恩恵を受けて、得点力は毎年高水準を維持しているだけに、投手陣の出来次第では打倒・ドジャースも決して夢ではない。勝つことに集中するアレナードが牽引するロッキーズは、今季もナ・リーグ西部地区の戦いを面白くしてくれそうだ。


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