English Español 韓国語

アストロズ・バーランダー 自身10度目&移籍後初の開幕投手に

2018.3.6 14:30 Tuesday

 先発ローテーションに開幕投手経験者が3人いるという状況のなか、アストロズのA.J.ヒンチ監督はジャスティン・バーランダーに開幕投手を任せることを決断した。バーランダーはタイガース時代に開幕投手を9度務めており、今回が自身10度目、アストロズ移籍後では初の開幕投手となる。

 タイガース時代の2008~2014年、2016~2017年に合計9度の開幕投手を務めているバーランダーは、「優秀な選手が揃ったこのチームで開幕投手に指名されるのは、非常に光栄なことだよ。正直に言って、選んでもらえるとは思っていなかった。開幕投手に指名されるのは、いつだって光栄だね」と喜びを口にした。昨年8月末にタイガースからアストロズへ移籍し、レギュラーシーズンでは5勝0敗、防御率1.06という圧巻のパフォーマンス。ポストシーズンでもリーグ優勝決定シリーズでMVPに選出されるなど好投を続け、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

 ヒンチは「良い投手ばかりだから、誰を選んでも悪い選択にはならなかった。開幕投手の経験がある投手が3人もいたから、1人に決めるのは難しかったけど、同時に簡単な決断でもあった。バーランダーには輝かしい実績があるし、アストロズに来てからも見事なピッチングを続けていたからね」と開幕投手にバーランダーを選んだ理由を説明。「バーランダーと同様に素晴らしいピッチングをしている」と評したダラス・カイケルには開幕2戦目の先発を任せる方針であることも明らかにした。

 3年連続でアストロズの開幕投手を務めていたカイケルだが、今季の開幕投手がバーランダーに決まったことに異論はない。「彼は開幕投手に相応しいと思うし、彼になら喜んで開幕投手の座を譲るよ。僕は開幕戦のお祭り騒ぎを楽しみながら、バーランダーのピッチングを見守ることにしようかな」とカイケルはバーランダーについて語る。

 バーランダー&カイケルという左右のダブル・エースに、パイレーツからゲリット・コールが加わり、ランス・マカラーズJr.、チャーリー・モートンが4番手&5番手に控えるという豪華な先発ローテーションを擁するアストロズ。今季もワールドシリーズ制覇の有力候補であることは間違いなく、連覇に向けて、バーランダーの好投で幸先の良いスタートを切りたいところだ。


 関連ニュース

  3月1日 アストロズ・グリエル 左手の手術により6週間の戦線離脱へ

spotvnow