昨年王者のジャッジ 今年のホームラン・ダービー出場辞退か
2018.3.9 14:30 Friday
昨年のホームラン・ダービーで圧巻のパフォーマンスを披露し、ヤンキースでは4人目、新人では史上初となるホームラン・ダービー王者となったアーロン・ジャッジだが、ホームラン・ダービーには一度限りの出場になる可能性が高いようだ。
日本時間3月9日、ジャッジは「僕はホームラン・ダービーのチャンピオンだ。素晴らしい経験だったし、とても楽しかったけど、もう一度出場する必要はないと考えている。一度優勝したからね」と語り、今後のホームラン・ダービーへの出場を辞退する意向であることを明らかにした。「個人的な決断だけどね」と付け加えたジャッジだが、「一度限りにするのが自分にとって良いと思う」とも語っており、決意は固いと見られる。
ジャッジはオールスター・ブレイクのあたりから左肩の違和感に悩まされ、昨年11月には左肩の手術を受けた。「ホームラン・ダービーは故障と関係ないと思うよ。あれは打撃練習のようなものだからね。全力でスイングしたわけじゃないから」とホームラン・ダービー出場と故障の関連性を否定したジャッジだが、ひょっとすると、後半戦開始から8月にかけて大きくコンディションを崩したことも今回の決断に影響を与えているのかもしれない。
MLB機構がディフェンディング・チャンピオンであるジャッジを今年のホームラン・ダービーに招待するのは確実と見られるが、「もし出場を依頼されたとしても、決めるのは自分だからね。自分にとってベストの選択をするよ」とジャッジは語る。アーロン・ブーン監督は「選手それぞれが決めればいいと思うよ。私はその決断をサポートする。ホームラン・ダービーは素晴らしいイベントであり、MLBにとって重要なものだと思うけど、選手がやりたいことをやるのが一番だから」と語り、選手の意思を尊重する方針を示しており、ジャッジ自身がホームラン・ダービーに対する考えを変えない限り、今年のホームラン・ダービーは昨年の王者抜きで行われることになりそうだ。
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