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大谷の3度目の登板は3回6失点も開幕に向けて前進中

2018.3.10 15:00 Saturday

 開幕まで約3週間ほどとなり選手達の開幕ロースター枠に残るためのアピール合戦は日々、熱を帯びている。投手・野手ともに関係なく出番が来た時には最高のパフォーマンスをしたいところ。二刀流で開幕を狙うエンゼルスの大谷翔平は3度目の実践マウンドに立った。

 日本時間3月10日に行われた試合は昨年のメキシカンリーグ王者・ティファナ・トロスと対戦。一方のエンゼルスはマイナー選手中心のいわゆる「Bチーム」での臨むことになり大谷は60球をメドにマウンドに立った。前回はブリュワーズBチームに対して8奪三振と好投していただけにこの試合でも同様の投球を期待されたが3回6安打6失点と課題を残した結果となった。

 初回、2死から3番打者のダスティン・マーティンに甘く入った直球を右翼スタンドへと運ばれいきなりの失点。続く2回には1死から連打を浴びて2失点となった。スライダーが低めに決まる場面が多かったが、その一方で直球の制球に苦しみ死球や暴投など自らピンチを広げてしまった。3回にも走者こそ出すものの2死までこぎづける。しかし、予定の60球を目前にしてかつてレイズなど4球団に所属していたメジャー通算104本塁打のホルヘ・カントゥに適時二塁打を打たれるなど失点を重ねて降板となった。最終的には64球で3四死球を記録していた。

 試合後、大谷は「いいボールと悪いボールがはっきりしていたが、前進している」と前向きだった。また、この試合でバッテリーを組んだレネ・リベラも「試合で投げることは大変だけどもう少し時間をかければよりよいショウヘイをみることができるはずだ」と焦った様子はなかったという。こうして投打ともに試行錯誤が続く大谷は果たして開幕ロースターに残ることができるのか。次の試合出場に注目だ。


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