タイガースがベテラン捕手・サルタラマッキアとマイナー契約
2018.3.10 17:00 Saturday
野球選手が現役を続けるためにはまずプレーする場所が必要だ。オフは稀にみるFA市場の停滞で所属先が決まらない選手が多いが彼らは選手会のキャンプに参加しながら契約の機会を待っている。そんな中でタイガースはジャロッド・サルタラマッキアとマイナー契約を結んだ。
32歳のサルタラマッキアはメジャー通算110本塁打を誇る捕手で昨年はブルージェイズに所属。シーズン初出場となった日本時間4月8日のレイズ戦で5打数1安打を記録するもその後は彼のバットから快音を聞くことはなくメジャーでの出場はわずか10試合に終わった。5月には1度は球団からリリースされるもその数日後にマイナー契約を結び直して3Aでプレーしていた。3Aでは33試合に出場し打率.162 1本塁打 5打点だった。
6月を最後に所属先を失ったサルタラマッキアは選手会主催のキャンプに参加しながら契約の機会を狙っており、先日行われたJR東日本との練習試合にも彼の姿があった。そして捕手に厚みをもたせたいタイガースが試合経験豊富なサルタラマッキアと契約を結ぶことになった。現在、チーム内ではジェームズ・マッキャンが正捕手として据えられており、ジョン・ヒックスが第一のバックアップ選手としてプレーしている。そこにメジャー通算890試合の出場経験があるサルタラマッキアが加わることになる。
2011年から4年間は年間100試合以上に出場していたが、近年はその機会が減り本来の力が発揮できていない。2011年のレッドソックス時代に25本塁打を記録したときのような打棒が復活できればタイガースとしても大きな戦力となるだろう。まずはマイナー契約で招待選手としてのスタートとなるがサルタラマッキアにとっては再びユニフォームを着てプレーする機会を得た。
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