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レンジャーズ 正左翼手候補の有望株・カルフーンがAAA級降格

2018.3.14 11:00 Wednesday

 日本時間3月14日、レンジャーズはロースター・カットを行い、14選手がマイナー降格となった。そのなかには正左翼手の筆頭候補に挙げられていた有望株ウィリー・カルフーンも含まれており、レンジャーズは左翼をライアン・ルアとドリュー・ロビンソンのプラトーンで賄うことが濃厚となっている。

 今季のレンジャーズは開幕からカルフーンを正左翼手として起用することが確実視されていただけに、カルフーンのAAA級降格に対しては驚きの声も聞かれた。カルフーンは昨年7月末にダルビッシュ有の交換要員の一人としてレンジャーズに加入し、9月にメジャーデビューを果たして13試合で打率.265、1本塁打、OPS.677をマーク。今年のオープン戦では、ここまで13試合に出場して打率.243、1本塁打、OPS.606という成績を残していた。

 カルフーンは昨季二塁から左翼にコンバートされたばかりであり、守備面で課題を多く抱えている。ジェフ・バニスター監督は「彼は間違いなく、我々が春季キャンプで注目していた選手だった。彼は優れた選手になっていくと思うけど、まだ守備面でやらなければならないことがあるんだ」と語り、守備面での不安がAAA級降格の要因であることを明言。昨季AAA級で打率.300、31本塁打、OPS.927をマークするなど、打撃面はすでにAAA級を卒業してもおかしくないレベルに達しており、守備面での準備が整い次第、メジャーに上がってくることになるだろう。

 カルフーンのAAA級降格によって空いた左翼には、ルアとロビンソンがプラトーン起用される可能性が高い。オープン戦で目立った打撃成績を残しているわけではないものの、守備面ではともに堅実なプレイを披露。「このままいけば、彼ら2人がプラトーンでレフトを守ることになるだろうね」とバニスターもプラトーン起用の構想があることを認めている。左翼でルアとロビンソンがプラトーン起用され、中堅にはデライノ・デシールズ、右翼にはノマー・マザーラが入る布陣で、レンジャーズは今季の開幕を迎えることになりそうだ。

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