ヤンキース 投手13人体制でのシーズン開幕が確実に
2018.3.22 17:30 Thursday
ヤンキースは日本時間3月22日のオリオールズ戦に先立って、ジオバニー・ガジェゴスとベン・ヘラーの両投手、内野手のタイラー・オースティン、外野手のビリー・マッキニーの計4選手をAAA級スクラントン・ウィルクスバレーへ降格させたことを発表した。これにより今季のヤンキースは投手13人体制で開幕を迎えることが確実となった。
先日、ジャコビー・エルズベリーが故障者リストで開幕を迎えることが確実となり、アーロン・ブーン監督は「エルズベリーに代わる選手は必ずしも外野手である必要はない」と発言していた。オースティンとマッキニーのAAA級降格が決定したことにより、エルズベリーの代わりに開幕ロースター入りする選手はリリーバーとなることがほぼ確定。ドミンゴ・ヘルマンとジョナサン・ホルダーの両右腕の争いとなっている。
ヘルマンはドミニカ共和国出身の25歳。昨季は7試合に登板して0勝1敗、防御率3.14をマークし、オープン戦ではここまで2先発を含む5試合に登板して防御率2.84と安定したピッチングを見せている。一方のホルダーは2016年9月にメジャーデビューを果たし、昨季は37試合に登板して1勝1敗、防御率3.89をマーク。オープン戦では7試合に登板して2セーブ、防御率1.80の好成績を残しており、実績の面でもオープン戦の成績の面でも、ヘルマンを一歩リードしている。
ブルペンのその他の7枠はアロルディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、デービッド・ロバートソン、トミー・ケインリー、チャド・グリーン、アダム・ウォーレン、チェイセン・シュリーブの7人でほぼ確定。控え野手3枠もオースティン・ロマイン、ロナルド・トレイエス、タイラー・ウェイドの3人ですんなり決まりそうだ。
エルズベリーが復帰するまでの間、チャンスを手にするのはヘルマンか、それともホルダーか。オープン戦は残り5日間で6試合。最後まで両右腕による争いが続きそうだ。
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