元NFL選手のメッツ・ティーボウ 今季のAA級スタートが決定
2018.3.27 11:00 Tuesday
メッツのサンディ・アルダーソンGMはティム・ティーボウのメジャー挑戦を積極的に後押しする姿勢を明確にしている。オープン戦で18打数1安打(打率.056)に終わった30歳の元NFL選手は、今季の開幕をAA級ビンガムトンで迎えることが決定したようだ。
2016年9月にメッツとマイナー契約を結んだティーボウは、プロ野球選手生活1年目の昨季、A級とA+級で計126試合に出場して打率.226、8本塁打、52打点、OPS.656という成績に終わったにも関わらず、今季はメジャーのキャンプに招待された。「たくさん良い練習ができたし、自分が進歩していることを感じているよ」とティーボウは初のメジャーキャンプに手応えを感じていたが、左足首の不調が影響し、オープン戦では不本意なパフォーマンスに終始。19打席で1安打、1四球、11三振と実力不足を露呈した。
昨季やオープン戦での成績から判断する限りでは、今季はA+級で開幕を迎えるものと思われていたが、アルダーソンは各球団の有望株が多数在籍するAA級でプレイ経験を積ませることを決断。より高いレベルでの実戦経験を積ませることで、メジャー昇格を後押しする考えだ。
まだ目に見える結果には現れていないものの、ティーボウはダニエル・マーフィー(ナショナルズ)などの打撃改造をサポートしたパット・ロエスラー打撃コーチのもとで打撃改造に取り組んでおり、今春のキャンプでは以前よりコンパクトなスイングをするティーボウの姿が見られた。昨季はマイナーでの486打席で126三振(三振率25.9%)を喫したが、今季はどのような成果が出るのか注目だ。
アルダーソンは以前、「ティーボウは今季のどこかでメジャーに昇格すると思う」と独自の見解を口にしていた。AA級で各球団の有望株を相手に成長の跡を示し、目に見える結果を残すことができれば、今季中のメジャー昇格も決して不可能ではないだろう。
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