開幕まであと3日 依然として無所属の有力選手たち
2018.3.27 14:30 Tuesday
移籍市場の動きが遅く、有力フリーエージェント選手が3月に入ってから続々と契約先を決めた今オフ。すでに各球団は3日後のレギュラーシーズン開幕に向けてロースターの最終調整に入っているが、まだフリーエージェント市場には多くの有力選手が残っている。彼らは無事に契約を手にすることができるのだろうか。
市場に残っている選手のうち、一番の大物選手と言えるのはグレッグ・ホランドだろう。トミー・ジョン手術からの復活を遂げた昨季、ロッキーズでナ・リーグ最多タイの41セーブをマークし、自身初のセーブ王に輝くとともにカムバック賞を受賞。ところが、ロッキーズからの3年契約のオファーを拒否し、より好条件のオファーを待ち続けたものの、現在に至るまで納得のいくオファーを得ることはできず、契約が決まらない状況が続いている。
昨季ホワイトソックスとロイヤルズで合計156試合に出場し、打率.285、17本塁打、85打点をマークしたメルキー・カブレラや、ブレーブスとエンゼルスで合計144試合に出場し、打率.285、13本塁打、60打点をマークしたブランドン・フィリップスのように、十分にレギュラーが務まるレベルの選手もまだ市場に残っている。年齢的な衰えが指摘されるようになりつつあるフィリップスはともかく、カブレラに関しては買い手がつかないのが不思議なくらいだ。
通算331本塁打のホゼ・バティースタ、同314本塁打のマット・ホリデイ、同281本塁打のマーク・レイノルズ、同229本塁打のジェイソン・ワースらもオファーを待ち続けている。昨季30本塁打のレイノルズはロッキーズとの再契約が噂されたものの、ロッキーズがカルロス・ゴンザレスと再契約を結んだことにより、その可能性は事実上消滅。バティースタはレイズとの契約が有力視されていたが、どうやら交渉はまとまらなかったようだ。
ほかにもJ.J.ハーディやジョン・ラッキー、アンドレ・イーシアー、カルロス・ルイーズなど、このまま消えていくには惜しい選手たちが市場に多く残っている。開幕ロースターの25人を選定する段階で名のあるベテラン選手たちが次々に解雇の憂き目を見るなか、市場に残る選手たちは無事に契約を手に入れることができるのか。レギュラーシーズン開幕後もフリーエージェント市場から目が離せない状況が続きそうだ。
関連ニュース
