マリナーズがワースとマイナー契約 ロースター決定はイチロー待ち
2018.3.28 10:30 Wednesday
日本時間3月28日、マリナーズが通算229本塁打の実績を誇る38歳のベテラン外野手、ジェイソン・ワースとマイナー契約を結んだことが明らかになった。また、開幕ロースターについては、右ふくらはぎを痛めていたイチローの状態を見極めたうえで最終的な決定を行う方針だ。
ナショナルズとの7年1億2600万ドルの長期大型契約が終了し、フリーエージェントとなっていたワースの契約がようやく決まった。昨季は左足の故障によりメジャー定着後最少となる70試合の出場に留まり、打率.226、10本塁打、OPS.715と不本意なシーズンを過ごしたが、5月に39歳となる今季も現役続行を表明。レギュラーシーズン開幕直前になってようやくマリナーズとのマイナー契約にこぎつけた。
スコット・サービス監督は「彼とともに戦った経験はないけれど、彼は強豪チームでプレイしてきたし、戦い方というものを知っている。ストライクゾーンを上手にコントロールできる打者であり、ベテラン選手としてクラブハウスにも良い影響を与えてくれると思うよ」とワースの加入を歓迎。スプリング・トレーニングに全く参加できなかったこともあり、今後はAAA級タコマに合流する前に、延長スプリング・トレーニングで調整を行う予定だ。
一方、レギュラーシーズン開幕を2日後に控え、チームは開幕ロースターの最終調整に入っている。現時点で未決定なのはイチローの扱いだけ。サービスは「彼はまだ100%の状態ではないと思うけれど、良い方向に向かっているし、状態は良くなっている」とコメント。さらに「明日、彼がどのように感じるかを見てからだね」と語り、明日のセーフコ・フィールドでの練習の様子を見て、最終的な判断を下す意向を示した。
なお、イチローが故障者リスト入りする場合は、内外野を守れるユーティリティ・プレイヤーであるテイラー・モッターの開幕ロースター入りが有力。イチローが入る予定だったレフトのポジションにはギレルモ・エレディアが起用されることになりそうだ。
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