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【戦評】平野デビューのDバックスが12安打8得点の猛攻で勝利

2018.3.30 18:30 Friday

【ロッキーズ2-8ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

 昨季のワイルドカード・ゲームと同じ球場で同じ顔合わせとなったロッキーズ対ダイヤモンドバックスの開幕戦は、12安打8得点と打線が機能したダイヤモンドバックスが快勝。「4番・三塁」で先発出場したジェイク・ラムは4打点を叩き出す活躍を見せた。なお、今季からメジャーリーグに挑戦している平野佳寿が3番手として登板。記念すべきメジャーデビュー戦で1/3イニングを無失点に抑えた。

 ダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーの調整が遅れているため、昨季14勝のパトリック・コービンを開幕投手に抜擢。ロッキーズのエース、ジョン・グレイと投げ合うことになった。コービンは1回表にDJレメイヒュー、6回表にはノーラン・アレナードにソロ本塁打を浴び、2点を失ったものの、得意のスライダーに威力があり、6回途中までに8つの三振を奪う力投。ロッキーズのバド・ブラック監督は「彼は今夜の試合で良いスライダーを投げていた。スライダーは彼のピッチングのカギだからね」と相手先発の好投を素直に称えていた。

 ダイヤモンドバックス打線は1点を先制された直後の1回裏に無死満塁のチャンスを作り、ラムの2点タイムリー二塁打で逆転に成功。3対2と1点差で迎えた6回裏には、デービッド・ペラルタのタイムリーとラムの2点タイムリーで3点を追加し、ロッキーズを突き放した。

 4点リードの7回表には平野がメジャー初登板。クリス・アイアネッタには低めの速球を上手く拾われ、レフトへのヒットを許したものの、代打のマイク・トックマンからは得意のスプリッターで空振り三振を奪い、4番手のアンドリュー・チェイフィンへバトンを渡した。

 ダイヤモンドバックスは7回裏に相手のまずい外野守備に乗じて2点を追加し、最終的には8対2で快勝。コービンの後を継いだリリーフ陣は、合計3回1/3を無失点に抑える好投でチームを勝利に導いた。満塁で3度も打席に立ち、2本の2点タイムリーを放ったラムは「プレッシャーは全く感じていなかったよ」と頼もしいコメント。今季初勝利をマークしたコービンは「今夜は打線が素晴らしい仕事をしてくれたね」と味方打線への感謝を口にしていた。

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