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大谷の出番なしもトラウトらの活躍でエンゼルスが初勝利

2018.3.31 18:00 Saturday

 大谷翔平が所属するエンゼルスは昨日のアスレチックスとの開幕戦で惜しくも5対6とサヨナラ負けを喫した。たとえビジターの試合であっても開幕から連敗する訳にはいかない。日本時間3月31日に行われた第2戦では1点を巡って手に汗握る好試合が展開された。

 この日の大谷はスタメンから外れ、代打や代走での出場に備えてベンチで待機することになった。試合前、会場となったオークランド・コロシアムではアスレチックスのチーム50周年の記念セレモニーが開催され、リッキー・ヘンダーソンを始めとするレジェンド選手達が集結した。お祭りムードの中で始まった試合は初回、エンゼルスは「2番・中堅」としてスタメン出場したマイク・トラウトが相手先発、ショーン・マネイアのチェンジアップを弾丸ライナーで左翼スタンドへと運び先制に成功した。

 マネイアはレジェンド選手達が見守る前で崩れる訳にはいかない。トラウトに一発を浴びた後は立ち直り、走者こそ背負うもその後は失点をせず、8回途中7奪三振1失点と好投した。その一方でエンゼルスの先発、タイラー・スカッグスも武器のカーブでアスレチックス打線を翻弄し前日にサヨナラ勝ちを飾って勢いに乗る打線を沈黙させ、7回途中5奪三振無失点と対抗した。彼らの投球もあり両軍ともに試合を決定づける次の1点を取れずにそのまま最終回へと向かっていく。

 1対0で迎えたエンゼルスの最終回の攻撃では先頭打者のイアン・キンズラーがレフトへのヒットで出塁すると1死を挟んで3番打者のジャスティン・アップトンもレフトへと打球を飛ばしてヒットとなった。同時にレフトを守っていたマット・ジョイスのエラーによりキンズラーが一気にホームインし、エンゼルスが試合を決定づける2点目をもぎ取った。対するアスレチックスはその裏にジョナサン・ルクロイのタイムリーで1点を返すのがやっとで惜しくも1対2で敗れた。

 チームは初勝利を挙げるも試合出場がなかった大谷は「やっぱり勝ったほうが楽しいですし、良かったかなと思います」と振り返った。試合後、マイク・ソーシア監督は大谷の起用機会があったことを語っていたという。大谷は日本時間4月2日の投手としてのメジャーデビューに向けて順調に調整中だ。

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