【戦評】コローンの力投実らず アスレチックスが接戦制す
2018.4.3 17:00 Tuesday
【レンジャーズ1-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム
マイナー契約を結び直してレンジャーズに残留していた44歳のバートロ・コローンが日本時間4月3日にメジャー昇格を果たし、敵地オークランドでのアスレチックス戦に先発。3回裏にマット・チャップマンに2号ソロを浴びて先制を許したものの、要所を締めるピッチングで6回1失点と先発の役割をしっかり果たした。しかし、レンジャーズは力投するコローンを援護できず、1対1の同点で迎えた7回裏に3番手のジェイク・ディークマンがジェッド・ラウリーに2点タイムリー二塁打を浴びてジ・エンド。アスレチックスは先発のアンドリュー・トリッグスを含む4投手が好投し、ロースコアの接戦を制した。
1973年5月24日生まれのコローンは現在44歳。今季もメジャー最年長選手となることがほぼ確実であり、2012年5月に49歳で先発したジェイミー・モイヤー(当時ロッキーズ)以来となる高齢での先発マウンドとなった。コローンは先発の役割を果たしたものの、レンジャーズ打線は5回表にジョーイ・ギャロのタイムリーで同点に追い付くのが精一杯。力投するベテラン右腕を援護することはできなかった。
アスレチックスは7回裏にレンジャーズの2番手、ケビン・ジェプセンを攻めて二死一、三塁のチャンスを作り、ジェプセンに代わって登板したディークマンからラウリーが決勝打。「ディークマンの球が走っていたから、ストライクゾーンに来るボールだけに集中していたんだ。彼がミスを犯してストライクゾーンに甘い球が来た。それを逃さず仕留めることができたよ」とラウリーは2点タイムリー二塁打を放った打席を振り返った。
リリーフ陣が決勝点を献上したレンジャーズに対して、アスレチックスの投手陣は先発のトリッグスが5回1失点で降板したあと、3投手が無失点リレーを展開。ライアン・バクター、クリス・ハッチャーの両セットアッパーと、クローザーのブレイク・トライネンがレンジャーズの反撃を封じ、チームに今季2勝目をもたらした。なお、ハッチャーは今季チームが勝利した2試合でいずれも勝利投手となっている(オークランド移転後では球団史上初)。
