主砲・アブレイユが8回に決勝弾 ホワイトソックスがスイープ回避
2018.4.5 14:30 Thursday
【ホワイトソックス4-3ブルージェイズ】@ロジャース・センター
ホワイトソックスが2度にわたってリードを奪いながらブルージェイズがしぶとく追い付き、3対3の同点のまま終盤を迎えた日本時間4月5日のホワイトソックス対ブルージェイズの一戦は、ホワイトソックスの主砲、ホゼ・アブレイユの一発が決勝点となった。8回裏の先頭打者として打席に入ったアブレイユはカウントが3-0となったところでベンチから「打ってよし」のサインをもらった。アブレイユがベルト付近への甘い速球を思い切りよく振り抜くと、打球は綺麗な放物線を描き、センター左へスタンドイン。この一発で勝ち越したホワイトソックスは4対3で接戦を制し、ブルージェイズ3連戦のスイープを回避した。
カーソン・フルマー(ホワイトソックス)とアーロン・サンチェス(ブルージェイズ)が先発したこの試合は常にホワイトソックスが先手を取る形となり、2回表にマット・デービッドソンの4号ソロで先制。4回裏に内野ゴロの間に同点に追い付かれると、直後の5回表にヨアン・モンカダのあわや満塁本塁打かというタイムリーとアビサイル・ガルシアの押し出し死球で2点を勝ち越した。
ところが、ブルージェイズも粘りを見せ、6回裏にスティーブ・ピアースとケンドリズ・モラレスのタイムリーで同点に。フルマーは5回0/3を投げて3失点、一方のサンチェスは6回を投げて3失点で降板し、勝負の行方はリリーフ陣に委ねられた。
そして8回表。ブルージェイズはこの回からライアン・テペラがマウンドに上がっていたが、先頭のアブレイユに対してカウント3-0としてしまい、アブレイユが4球目の甘い速球を捉えて決勝本塁打とした。アブレイユ自身はカウント3-0から打って出ることにあまり乗り気ではなかったようだが、ベンチからの指示に従って甘い球を逃さず捉えた結果が決勝本塁打に。ホワイトソックスはネイト・ジョーンズからホアキム・ソリアという必勝リレーでこの1点を守り抜いた。
主砲の一発でなんとかスイープを回避したホワイトソックスは、明日が本拠地開幕戦。開幕投手のジェームス・シールズを先発に立てて、同地区球団のタイガースを迎え撃つ予定となっている。
