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大谷の3試合連続弾を口火にエンゼルスが逆転勝利

2018.4.7 18:00 Saturday

【アスレチックス9-13 エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

 二刀流ルーキー・大谷翔平の活躍によりチームもファンも盛り上がりを見せているエンゼルスは日本時間4月7日のアスレチックス戦に臨んだ。開幕戦以来の対決は本拠地であるエンゼル・スタジアムに戦いの場を移した。この日は両軍合わせ27安打が飛び出す乱打戦が展開され、ホームのエンゼルスが試合を制した。

 打者としての出場が続く大谷はこの日も「8番・DH」としてスタメン出場。これまで記録している本塁打はいずれも走者がいる場面で巡ってきており、この試合でも1打席1打席に注目が集まっていた。一方で対抗するアスレチックスは負けじと初回からジェド・ローリーの本塁打で先制すると続く2回表にはマット・ジョイスとマーカス・セミエンの2者連続本塁打など7安打でこの回終了時には6対0と大量リードした。エンゼルスの先発、パーカー・ブリッドウェルは2回途中6失点と試合をつくることができなかった。

 序盤から苦しい展開となったエンゼルスの雰囲気を変えたのは大谷のバットだった。2回裏に2死走者なしの場面で打席に立つと相手先発、ダニエル・ゴセットと対戦。3球目のツーシームをスタンドへと運んで3試合連続本塁打を記録した。大谷の一発で息を吹き返したエンゼルスは4回裏にアンドレルトン・シモンズやルイス・バルブエナらのタイムリーで5対6と1点差に詰め寄った。その後は両軍ともに打ちまくり7回表終了時にはアスレチックスが9対7でリードしていた。

 試合の流れが一変したのは7回裏のエンゼルスの攻撃。先頭打者のシモンズの出塁をきっかけに2死二・三塁のチャンスをつくると相手のエラー間に同点に追いつくと走者一・二塁とチャンスが続くエンゼルスは3番打者のジャスティン・アップトンが6番手・ブレイク・トライネンから勝ち越し3ランを放ち11対9と勝ち越しに成功した。8回裏にも1点を追加したエンゼルスはそのまま逃げ切り13対9で試合を決めた。

 この日の大谷は4打数1安打2打点の活躍。チームの逆転勝ちへのきっかけをつくったことは大きく、打者・大谷の存在は日が経つごとに貴重なものとなっている。

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