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ボガーツの満塁弾などで10得点したレッドソックスが7連勝

2018.4.8 12:00 Sunday

【レイズ 3-10 レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

 ア・リーグ東地区首位を走っているレッドソックスの勢いが止まらない。日本時間4月8日を迎えるまでに4月は負けなしであり、昨年、地区優勝を果たしながらも世界一の座に届かなかった悔しさを晴らしているかのようにスタートダッシュに成功している。そしてレイズとの同地区対決でも現在の勢いそのままに強さを発揮した。

 この日のレッドソックスの先発はリック・ポーセロ。前回登板となったトロピカーナ・フィールドでのレイズ戦では5回1/3を投げて1失点と好投し、今季初勝利を飾っている。昨年は200投球回を達成するも17敗を喫し巻き返しに燃えるシーズンを過ごしている。今回は本拠地のフェンウェイ・パークで前回勝利したレイズに立ちはだかるが、立ち上がりから1死一・三塁のピンチを迎えるとブラッド・ミラーにタイムリーツーベースを浴びて初回から2点を失ってしまう。それでも崩れることなく後続を抑えてこの回を最小失点で切り抜けた。

 ポーセロを援護したいレッドソックスは初回からレイズ先発、ジェイク・ファリアに襲いかかる。先頭打者のムーキー・ベッツがツーベースで出塁すると四球とヒットでいきなり無死満塁のチャンスを迎える。ここで打席に立ったJ.D.マルティネスがあわや満塁弾かという大きな犠牲フライを放って1点を返すとその後も連打で初回だけで4得点と一気に逆転し試合の主導権を握った。続く2回裏の攻撃では四球で走者をためて2死満塁の場面をつくるとザンダー・ボガーツがファリアのフォーシームを左中間スタンドへと運び満塁弾を放って序盤で8対2と大量リードとなった。

 味方の強力援護で立ち直ったポーセロはその後、武器のスライダーやチェンジアップらを駆使してレイズ打線に的を絞らせず試合を有利に進めたことで8回途中6安打3失点と先発としての役割を十分に果たしてマウンドを降りた。奪三振数は「7」を数え、緩急を使った投球が冴えわたった。打線も彼の好投に応えて7回裏にマルティネスとラファエル・デバースの本塁打でさらに2点を追加し10対3とレッドソックスが圧勝した。

 一方でレイズは初回に幸先よく先制するも先発のファリアが2回途中8失点と大炎上。打線も2回以降はわずか3安打しか打てず投打ともに精彩を欠いた試合となった。開幕から連敗に苦しむチームとしては次戦では勝利を掴みたいところだ。

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