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新天地初登板のファイアーズが6回無失点 タイガースが接戦制す

2018.4.9 13:00 Monday

【タイガース1-0ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

 昨年12月にタイガースと契約し、今季は開幕から故障者リストに入っていたマイク・ファイアーズが、日本時間4月9日のホワイトソックス戦で今季初登板。味方打線が初回にミゲル・カブレラの犠牲フライで1点を先制しながらも、なかなか追加点を奪えないという状況のなかで、6イニングを3安打無失点に抑える好投を見せ、新天地デビューを見事に白星で飾った。

 「相手打者が嫌がるところへ投げようと意識していたんだ」とファイアーズは自身のピッチングを振り返った。味方打線が1点を先制してくれた直後の1回裏に、アビサイル・ガルシアのヒットと2つの四死球で一死満塁のピンチを背負ったが、「自分のピッチングをして、味方の守備力を信じようと心掛けた」と語ったように、ニッキー・デルモニコをショートライナー、ウェリントン・カスティーヨをショートゴロに抑えて無失点。初回のピンチを凌いだことで波に乗り、3回から6回にかけて打者11人を連続で打ち取る好投を披露した。

 タイガース打線はレオニス・マーティンが放った2安打のみに終わり、ファイアーズにさらなる援護点をプレゼントすることはできなかったものの、ファイアーズの降板後はアレックス・ウィルソン、ダニエル・スタンプ、ジョー・ヒメネス、シェーン・グリーンの4投手が無失点リレーを展開。初回にもぎとった1点を守り抜いた。

 昨季のファイアーズは7月末の時点で3点台の防御率をキープしていたものの、8月に防御率7.44、9月に防御率16.00と大崩れ。シーズン通算の防御率5.22は10試合以上に先発したシーズンでは自己最悪の数字だった。それだけに、復活をアピールできた今日の登板についてファイアーズは「大きな先発登板だよ」と語る。ブリュワーズ時代の2014年に71.2イニングのみの登板ながら防御率2.13をマークし、翌2015年には規定投球回をクリアして3点台の防御率を記録したファイアーズ。この右腕が本来の姿を取り戻せば、若きエースのマイケル・フルマーとともに先発ローテーションの軸となってくれるはずだ。

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