レンフローの今季1号は決勝弾 牧田が初ホールドを記録
2018.4.11 18:00 Wednesday
【パドレス5-2ロッキーズ】@クアーズ・フィールド
昨季26本塁打を放ったハンター・レンフロー(パドレス)の今季初アーチは、チームを勝利に導く決勝スリーランとなった。開幕から28打数5安打(打率.179)の不振に喘いでいたレンフローは、「4番・ライト」で先発出場したこの日も第3打席まではノーヒット。しかし、2対2の同点で迎えた7回表二死一、二塁の場面でロッキーズ2番手のブライアン・ショウが投じた初球のカッターを捉えると、打球はライトスタンドへ吸い込まれた。なお、3点を勝ち越した直後の7回裏無死一、三塁のピンチで登板した牧田和久は、打者3人を完璧に封じる好投でメジャー初ホールドを記録している。
パドレスのアンディ・グリーン監督は「彼は左腕(=ロッキーズ先発のタイラー・アンダーソン)に対して全然合っていなかったけど、ショウに対しては素晴らしいスイングをしてくれたね」とレンフローの一発を振り返った。「私が覚えている限りでは、レンフローはホームでの試合でショウからヒットを打っていた。昨日も結果は三振だったけど、惜しいスイングがあったんだ。今日はそのボールを逃さなかったね」とまさにグリーンの予想がピタリと的中した一打だった。パドレスは先発の新人左腕、ジョーイ・ルーケシーが7回途中まで2失点(自責点0)と好投し、メジャー初勝利をマーク。7回途中からは牧田、ロビー・アーリン、アダム・シンバーとつなぎ、最後はクローザーのブラッド・ハンドが試合を締めくくった。初回に自らの失策絡みで2点を失ったルーケシーだが、「まだイニングはたくさん残っていた。試合に集中してチームに勝つチャンスを与えようと思ったんだ」とすぐに気持ちを切り替えたことが好結果につながったようだ。