新人・バリアがメジャー初登板で好投 大谷は先制打
2018.4.12 17:00 Thursday
【エンゼルス7-2レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン
アンドリュー・ヒーニー、JCラミレス、マット・シューメイカーと先発投手陣に故障者が相次いでいるエンゼルスは、日本時間4月12日のレンジャーズ戦にメジャー初登板初先発となる21歳のハイメ・バリアを起用した。AAA級での登板経験すら4試合しかないバリアだが、敵地でのメジャーデビューにも関わらず、物怖じすることなく力強いピッチングを披露。ライアン・ルアにソロ本塁打を浴びたものの、失点をこの1点のみに抑え、5回71球を投げて被安打1、奪三振3、与四球3の力投でメジャー初勝利をマークした。
エンゼルスのマイク・ソーシア監督は「ハイメ(・バリア)は良いピッチングをしてくれた。戦力の一人になるだろうと思ってはいたけれど、今夜それを証明してくれたね」と好投したバリアを称賛。バリアは「今日の登板はプロセスの一部に過ぎない。今日どんな結果を残してもAAA級に降格する予定だということは知っていた。一生懸命努力をし続けて、メジャーに相応しい存在だと証明するだけだよ」とメジャー初勝利にも浮かれることなく、今後の野球人生を見据えていた。なお、「8番・DH」で先発出場した大谷翔平は、第1打席でレンジャーズ先発のマット・ムーアから先制タイムリー。8回表には四球を選んで出塁したあと、日本ハム時代の同僚であるクリス・マーティンの素早い牽制の犠牲となり、「あんなに速い牽制をするのは見たことがない」と悔しそうに話していた。