アスレチックス打線爆発! 21安打16得点の猛攻で大勝
2018.4.12 18:00 Thursday
【アスレチックス16-6ドジャース】@ドジャー・スタジアム
開幕からなかなか調子が上がらず、日本時間4月9日の試合が終了した時点で打率1割台の不振に喘いでいたクリス・デービス(アスレチックス)は、日本時間4月11日のドジャース戦の最後の2打席でいずれもヒットを放ち、復調のきっかけをつかんだと感じていたという。「(今日は今までと)違う僕を見られると思うよ」というデービスの言葉通り、デービスは初回の第1打席で初球をライトスタンドへ叩き込み、その後も快音を響かせて1本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せた。デービスの活躍に触発されるかのようにその他の打者も快音を連発し、終わってみれば21安打16得点の猛攻でドジャース投手陣を粉砕した。
アスレチックスは初回にデービスの2号ツーランで2点を先制すると、4回表には4本のタイムリーが飛び出して5点を追加し、ドジャース先発のアレックス・ウッドを4回途中7失点でノックアウト。その後、ドジャースの反撃に遭い、6回裏には9対4と5点差に迫られたものの、トレイス・トンプソンがヤシエル・プイーグの本塁打性の当たりを好捕するファインプレイを見せ、試合の流れを再び引き寄せた。
7回表にマーカス・セミエンのタイムリーで1点、8回表にマット・チャップマンの4号ツーランで2点を追加し、9回表にはジェッド・ラウリーの3号スリーランなどでトドメの4得点。6回以降の4イニングだけでドジャースの3投手から9点を奪い、16対6で大勝した。
デービスは「ずっと僕たちのペースで試合を進めることができた。パーティーみたいな感じだったね」と試合を振り返り、「これを続けていきたい」と今後に向けての意気込みを口にした。また、ボブ・メルビン監督は「大きなヒットがたくさんあった。不振に苦しんでいた選手が好投手から打てたのは大きいよ。21本もヒットが出るとは予想できなかったけどね」と予想外の大勝にニヤリ。「打線はチームの強みになると思う。層が厚くてどこからでも点が取れるからね」と誇らしげに話していた。