ジャッキー・ロビンソン・デー 悪天候により6試合が中止に
2018.4.16 11:00 Monday
現地時間4月15日の今日は、有色人種排除の方針が確立されていたメジャーリーグにおいて1900年以降初の黒人選手として1947年4月15日にメジャーデビューを果たしたジャッキー・ロビンソンの功績を称えて制定された「ジャッキー・ロビンソン・デー」である。年に1度、選手・監督・コーチ全員が背番号「42」を着用して試合に臨む記念すべき日だが、アメリカ中西部を襲った低温と悪天候により、予定されていた16試合のうちヤンキース対タイガースのダブルヘッダーを含む6試合が中止となってしまった。
今季のメジャーリーグは開幕から降雨や降雪による試合中止が目立っており、記念すべき「ジャッキー・ロビンソン・デー」もその流れを免れることはできなかった。タイガースの本拠地コメリカ・パーク(デトロイト)で予定されていたヤンキース対タイガースのダブルヘッダーは、吹雪により中止が決定。日本時間6月5日にダブルヘッダーで行われることが決定した。
インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールド(クリーブランド)で行われる予定だったインディアンス対ブルージェイズの試合は、悪天候により2日連続で中止となった。両試合とも日本時間5月4日にダブルヘッダーで行われることが決定している。なお、インディアンスは日本時間4月18日からプエルトリコのサンフアンでツインズと2連戦を戦う予定となっている。
ツインズの本拠地ターゲット・フィールド(ミネアポリス)で行われる予定だったホワイトソックス対ツインズの試合は、現地時間月曜の朝まで吹雪が止まないとの予報が出ているため、中止が決定。今回の4連戦のうち、予定通りに行われたのは初戦だけだった。中止となった3試合の開催日は現在調整中となっている。
ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアム(カンザスシティ)でのエンゼルス対ロイヤルズの試合では、エンゼルスの大谷翔平が先発予定だったが、低温により中止が決定。日本時間6月26日に延期されることになった。エンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷を日本時間4月18日のレッドソックス戦に先発させることを発表。2012年サイ・ヤング賞左腕のデービッド・プライスとの対戦が予定されている。
カブスの本拠地リグリー・フィールド(シカゴ)で行われる予定だったブレーブス対カブスの試合も低温と降雨により中止となった。この試合は日本時間5月15日への延期が決定。前日には気温3度のなかで試合が行われたが、これは同球場では4年ぶりの寒さだったという。
中止となった試合は、翌日以降の移動日や休養日に延期されており、該当の球団はシーズン中の休養日が減少することになる。シーズン序盤の悪天候が、今後の各チームの戦いに大きな影響を与えることになるかもしれない。