English Español 韓国語

積極走塁のレイズが今季2度目のカード勝ち越し

2018.4.19 12:00 Thursday

【レンジャーズ2-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

 開幕から4勝13敗と苦しい戦いが続いているレイズだが、日本時間4月19日に行われた本拠地トロピカーナ・フィールドでのレンジャーズ戦では積極果敢な走塁を武器に逆転勝利を収め、レンジャーズ3連戦に2勝1敗で勝ち越し。今季2度目のカード勝ち越しとなった。

 レイズは先発のジェイク・ファリアが6回1失点と好投するなか、レンジャーズ先発のコール・ハメルズをなかなか攻略できずにいたが、6回裏先頭のジョニー・フィールドがヒットで出塁。一死後、ダニエル・ロバートソンがレフトへの二塁打を放ち、フィールズは一塁から一気に同点のホームを駆け抜けた。「正直に言うと、最初は一塁から三塁へ行くことを考えていたんだ。でも、三塁へ向かっていたときにQ(=マット・クアトラーロ三塁ベースコーチ)が腕を回しているのが見えた。だから一気にホームを目指したんだ」とフィールズ。同点打を放ったロバートソンは「僕は彼と数年間一緒にプレイしているけど、彼は全力でプレイする男なんだ。優れたベースランナーで足も速い。試合の流れを考えると、あそこで彼が一塁から一気にホームインしてくれたのは大きかったね」とフィールズの好走塁を称えた。

 チャンスはさらに続き、一死一、二塁からC.J.クロンがセンター前へポトリと落ちる勝ち越しタイムリー。この間に一塁走者のカルロス・ゴメスが一気に三塁を陥れ、次打者アデイニー・エチャバリアの犠牲フライを呼び込んだ。ゴメスは「塁に出たとき、相手の野手がどこを守っているかを確認する必要がある。クロンは長打のある打者だから、相手は二塁打を阻止するために深めに守っていた。だから、詰まった当たりになったときに一気に三塁を狙ったんだよ」と自身の好走塁を振り返ったが、結果的にはエチャバリアの犠牲フライが勝敗を決する1点となったため、非常に大きなプレイだった。

 苦戦が続くなか、守備の要であるケビン・キアマイアーが右手親指の靱帯断裂で長期離脱となるなど、明るい話題が少ない今季のレイズ。しかし、今日のような隙のない野球を続けていけば、きっと浮上のきっかけを掴むことができるはずだ。

spotvnow