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バランスの取れた攻撃でカブスが勝利 カージナルス連勝ストップ

2018.4.20 11:30 Friday

【カージナルス5-8カブス】@リグリー・フィールド

 5連勝と勢いに乗るカージナルスをカブスが本拠地リグリー・フィールドで迎え撃った一戦は、カブス打線が先発全員安打となる14安打の猛攻で5回までに8点を奪い、カージナルスの反撃を5点にとどめて勝利。同地区ライバルを相手に今季初勝利をマークし、今季の初対戦カードを1勝1敗で終えるとともに、カージナルスの連勝を5でストップさせた。先発のジョン・レスターは初回にウィルソン・コントレラスのエラーと自身の暴投が重なって先制を許したものの、その後は安定したピッチングで6回2安打1失点(自責点0)。打線の援護にも恵まれ、今季2勝目(0敗)をマークした。

 「各打者が良いアプローチで良い打席を過ごしてくれた」とジョー・マドン監督が振り返ったように、カブス打線が見事に機能した一戦だった。先制を許した直後の1回裏、一死からハビアー・バイエズが三塁打でチャンスを作り、クリス・ブライアントのタイムリーで同点。二死一、二塁となり、カイル・シュワーバーのタイムリーで勝ち越しに成功した。2回裏には5安打に犠打、犠飛、死球を絡めて一挙4得点。5回裏に飛び出したジェイソン・ヘイワードの2号ツーランがトドメの一撃となった。

 立ち上がりに少しバタバタしたレスターだったが、「2回に4点を取ってもらったのが大きかった」と2回までに6点の援護をもらったことで落ち着きを取り戻し、5回表一死からジェッド・ジョーコにヒットを許すまで無安打投球を継続。6回96球を投げて被安打2、奪三振7、失点1(自責点0)と先発の役割をしっかり果たし、「あれだけのリードがあれば気持ちは楽になるよ」と打線の援護に感謝した。

 カブスはこの1勝で勝率5割に復帰。カージナルスは5連勝がストップし、貯金が2に減った(10勝8敗)。今季初対戦カードは1勝1敗で痛み分け。今季もこの両球団は良きライバルとして数々の熱戦を繰り広げてくれそうだ。

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