ジャイアンツ・クエイトが6回無失点の好投で2勝目&防御率0.35
2018.4.23 11:15 Monday
【ジャイアンツ4-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
先発陣の柱であるマディソン・バムガーナーを欠くジャイアンツにとってジェフ・サマージャの復帰は心強い。また、同時にチームをけん引しているのは日本時間4月22日時点で防御率0.45と驚異的な成績を残しているジョニー・クエイトの存在が大きい。迎えたエンゼルスとの第3戦に先発すると持ち前の緩急を使った投球で相手打線をシャットアウトした。
一方のエンゼルスは大谷翔平が初の4番に座り、先発投手には前回、嬉しいメジャー初勝利を飾ったハイメ・バリアがクエイトと投げ合う。初回、バリアはブランドン・ベルトの驚異的な粘りなどがあっても無失点で切り抜けたが49球を投じるという立ち上がりとなった。それに対しクエイトはジャスティン・アップトンに出塁を許すも大谷を空振り三振に抑えてこちらも点を与えなかった。
その後、バリアは初回の投球の影響で2回で降板。クエイトは自慢の緩急でエンゼルス打線に的を絞らせず5回終了時までノーヒッターを継続していた。しかし、6回裏の先頭打者、イアン・キンズラーにヒットを打たれてその夢は破れ、1死満塁の大ピンチを迎える。ここでクエイトを支えたのは大谷を抑えたチェンジアップだった。満塁の場面で対戦したルイス・バルブエナをチェンジアップで3-6-1のダブルプレーに抑えるとクエイトは雄たけびをあげるほど気持ちを前に出していた。この日は6回2安打無失点、7奪三振の好投で防御率は0.35となった。
クエイトの好投に応えたいジャイアンツ打線は3回表、ダブルプレーの間に先制すると2死一塁からエバン・ロンゴリアがセンターへ2ランを放ち3対0とリードした。その後はベルトにも一発が飛び出してさらに1点追加、対するエンゼルスは8回裏、マイク・トラウトの2ランのみで反撃は終わり試合は4対2でジャイアンツが勝利した。現在、ナ・リーグ西地区4位のジャイアンツにとってまずは順位を上げていくことが優先だろう。エース、バムガーナーが帰ってくるまでに上位に喰いこみたいところだ。