デービスが一人で4打点 アスレチックスがRソックスに連勝
2018.4.23 17:00 Monday
【レッドソックス1-4アスレチックス】@オークランド・コロシアム
前日の試合でショーン・マネイアが今季メジャー初となるノーヒッターを達成し、レッドソックスの連勝を8でストップさせたアスレチックスは、日本時間4月23日の同カードの先発に前回登板で8回0/3を投げて1失点という好投を見せたダニエル・メンデンを送り込み、連勝を狙った。メンデンはその期待に応え、強力・レッドソックス打線を相手に6回1/3を投げて被安打6、奪三振5、与四球0、失点1の力投。打線は初回にレッドソックス先発のデービッド・プライスから先制タイムリーを放ったクリス・デービスが、1対1の同点で迎えた8回裏に6号勝ち越しスリーランを放ち、一人で全4得点を叩き出す活躍でチームを勝利に導いた。
「積極的にいこうと思っていたんだ」という言葉通りの一発だった。1対1の同点で迎えた8回裏、アスレチックスは一死からマーカス・セミエンとスティーブン・ピスコッティの連打で一、二塁のチャンスを作り、ジェッド・ラウリーが空振り三振に倒れて打席にはデービス。プライスが投じたこの試合の96球目、やや甘く入った初球のカッターを思い切りよく振り抜くと、打球はレフトスタンドに突き刺さる決勝スリーランとなった。
前回登板で好投したメンデンは、前日のマネイアに負けじとメジャー有数の強力打線を相手に7回途中まで1失点の力投。「今日は自分の仕事ができた、と試合後に思えるのは先発投手にとって幸せなことなんだ」とメンデンは語ったが、元サイ・ヤング賞左腕を相手に一歩も引かない好投を披露し、チームに勝利のチャンスをもたらしたのは見事だった。
7回表、メンデンがブロック・ホルトに同点タイムリー二塁打を浴び、一死二、三塁のピンチを残して降板したところでマウンドに上がったユスメイロ・ペティートは、クリスチャン・バスケスを一塁へのファウルフライ、林子偉(リン・ズーウェイ)を空振り三振に抑える好リリーフでピンチを脱出。主砲、先発投手、ブルペンがそれぞれ役割を果たした会心の勝利だった。なお、17勝2敗というロケットスタートを切ったレッドソックスは今季初の連敗を喫した。