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2試合連発のウィリアムソンが決勝弾 ジャイアンツが接戦制す

2018.4.25 18:30 Wednesday

【ナショナルズ3-4ジャイアンツ】@AT&Tパーク

 長年にわたって長打力不足に苦しんできたジャイアンツは、ようやく待望の長距離砲を見つけたのかもしれない。前日の試合で464フィート(約141.4メートル)の特大弾を放ってチームを勝利に導いたマック・ウィリアムソンが、日本時間4月25日のナショナルズ戦でも6回裏に決勝アーチ。日本時間4月21日に昇格してからの5試合で早くも3本目となる一発で、チームを3連勝に導いた。なお、ジャイアンツはウィリアムソンの昇格後、5試合で4勝1敗。打率.316、3本塁打、OPS1.105をマークしているウィリアムソンの存在は、チームにとって日増しに大きくなっている。

 ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は、2試合連続で貴重な一発を放ったウィリアムソンについて「彼は最上級のパワーを持った選手なんだと思うよ」と語る。本塁打が出にくいと言われる本拠地AT&Tパークの広さをものともせず、打球を軽々とスタンドへ運ぶウィリアムソン。「彼が強い打球を打ち、それがフライになれば、どの球場かなんて関係ないんだ」というボウチーの言葉は、この2試合のウィリアムソンのパフォーマンスを見る限り、実に的を射ているように思われる。

 決勝弾を放つ前の5回表には、ブライス・ハーパーが打ち上げたファウルフライを追いかけたウィリアムソンがフェンスに激突する場面があった。一歩間違えれば大惨事となりかねない危険なプレイだったが、ウィリアムソンは咄嗟に頭と首をカバーして大事故を回避。「とてもラッキーだったよ」とウィリアムソンはその場面を振り返ったが、捕球できれば二死一、二塁のピンチを脱することができていただけに、「キャッチできなかったのは残念だったよ」と悔しそうに話していた(結果的には無失点)。

 ジャイアンツはウィリアムソンの活躍により、ナショナルズ3連戦の勝ち越しが決定。明日の試合では今季初のスイープを狙う。一方のナショナルズは勝率を5割に戻した直後に4連敗。投打ともにあまり元気がなく、少し心配な状態になりつつある。

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