グレイの快投でロッキーズが今季初のホーム勝ち越し
2018.4.26 11:00 Thursday
【パドレス2-5ロッキーズ】@クアーズ・フィールド
今季5先発で1勝4敗、防御率7.09と精彩を欠くピッチングが続いていたジョン・グレイ(ロッキーズ)が、カード勝ち越しをかけた日本時間4月26日のパドレス戦でようやく本来のピッチングを取り戻した。三者連続三振と最高の立ち上がりとなったグレイは、3回表にも三者連続三振を記録するなど、パドレス打線を寄せ付けず、6回101球を投げて被安打3、奪三振11、無失点と圧巻のピッチング。「無駄なボールを減らしてもう少し効率のいいピッチングをしていれば7回か8回までは投げられたと思う」と納得のいくピッチングではなかったようだが、力強いピッチングでパドレス打線をねじ伏せ、今季2勝目をマークした。
ロッキーズ打線は好投するグレイを序盤から援護し、2回裏にトニー・ウォルターズのタイムリーで先制。3回裏にはデービッド・ダールの2点タイムリー三塁打とトレバー・ストーリーの犠牲フライで3点を追加して試合を優位に進めていった。毎年のように本拠地クアーズ・フィールドでの強さが話題となるロッキーズだが、今季は本拠地での3カードをいずれも1勝2敗で負け越し。ロードでは9勝5敗と勝ち越しており、「異変」が生じていた。グレイの好投でようやく今季初のホームでのカード勝ち越しを手にしたロッキーズ。ホームでの強さを取り戻し、ロードでの戦いぶりがホンモノならば、球団史上初となる地区優勝も決して夢ではないだろう。