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通算437セーブのF・ロドリゲスが米独立リーグへ

2018.4.30 11:30 Monday

 シーズンが開幕し早1ヶ月、記録的な開幕ダッシュを決めるチームやエンゼルス・大谷翔平の活躍など色々なことがあった4月だった。その一方で春季キャンプで戦力外となった選手達は次なるプレー先を探すのみだ。それは実績があるベテランも例外ではない。通算437セーブのフランシスコ・ロドリゲスがアメリカの独立リーグチームでプレーする。

 現在36歳のロドリゲスは「Kロッド」の愛称で親しまれ、2008年のエンゼルス時代にはシーズン最多となる62セーブを挙げた実績を持つ。昨年の開幕はタイガースで迎えるも28試合に登板して2勝5敗7セーブ 防御率7.82と精彩を欠き戦力外となった。その後移籍したナショナルズではメジャー昇格を果たせず、オフにFAとなった。そして今季の春季キャンプではフィリーズとマイナー契約を結ぶ。しかし、8試合に登板して0勝0敗 防御率5.40と結果を残すことができずに日本時間3月25日に再びFAとなり新たなプレー先を探していた。

 「ファンラグ・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者によるとロドリゲスは「アトランティックリーグ」と呼ばれるアメリカの独立リーグチームの1つ「ロングアイランド・ダックス」に入団する。このチームは1998年に設立され、過去3度リーグチャンピオンに輝いたチームだ。無事に移籍先が決まったロドリゲス自身はメジャー復帰を諦めてはいない。ちなみにロングアイランド・ダックスの今シーズンは日本時間4月28日から始まっており、実績十分のロドリゲスがこれから本格的にこのチームで投げていく。

 実績十分といえばこのアトランティックリーグは3Aと同等と呼ばれており、過去には渡辺俊介氏をはじめ、仁志敏久氏や坪井智哉氏など日本球界で活躍した選手達も参加していた。メジャー組織同様に独立リーグでもし烈な競争が繰り広げられている。ロドリゲス自身の野球人生で今年は勝負の年となることだろう。

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