2018年4月の各部門最優秀選手発表
2018.5.3 20:00 Thursday
日本時間5月3日、メジャーリーグでは4月の月間最優秀選手や最優秀投手、最優秀新人と各部門の受賞者が発表された。2018年シーズン最初の1ヶ月を盛り上げた選手達の活躍は多くのファンがワクワクしたことだろう。ア・リーグの月間最優秀新人にはエンゼルスの大谷翔平も選出された。ここで各部門の賞を獲得した選手達の成績を振り返る。(※月間成績は3月分も含む)
【ア・リーグ】
□月間最優秀選手・・・ディディ・グレゴリウス(ヤンキース/初受賞)
デレク・ジーターの後継者として既にヤンキースの顔となったグレゴリウス。時には4番打者としても活躍する彼は日本時間4月23日から26日にかけて4試合連続弾を記録し、週間MVPに選出するなど4月後半にチーム9連勝を記録する原動力となった。OPSはア・リーグ4位となる1.161、本塁打と打点はリーグ1位を記録し、チームとしてだけではなく、4月の顔として存在感を示した。月間成績は28試合に出場し打率.327 10本塁打 30打点。
□月間最優秀投手・・・ショーン・マネイア(アスレチックス/初受賞)
チームの先発ローテーションを守る彼が輝いた試合といえば日本時間4月22日に本拠地、オークランド・コロシアムで行われたレッドソックス戦でノーヒッターを達成したことだろう。この試合までにレッドソックスは19試合で17勝2敗と驚異的な成績を残していただけにさらにマネイアの偉業の価値が高まった。また、4月中の登板ではすべて2失点以下で抑える安定感を見せ念願のMVP初受賞となった。月間成績は6試合に登板して4勝2敗 防御率1.03。
□月間最優秀新人・・・大谷翔平(エンゼルス/初受賞)
彼のこの1ヶ月間の活躍ぶりは凄まじかった。オープン戦では投打ともに不調で開幕マイナースタートという声もあったが、実際に開幕すると野手として3試合連続弾、投手としては最速101マイルを記録するなど日本でも継続してきた二刀流は上々の滑り出しとなった。先日の試合で左足首をねんざしたこともあり状態が心配されたが既に野手としてスタメン復帰を果たしている。月間成績は投手としては4試合で2勝1敗 防御率4.43、野手としては12試合で打率.341 4本塁打 12打点。
【ナ・リーグ】
□月間最優秀選手・・・A.J.ポロック(ダイヤモンドバックス/初受賞)
ダイヤモンドバックスの4番打者としてチームをけん引しているポロックは4月最後の試合となったドジャース戦で1試合3本塁打を放ち強烈な印象を残した。4月中はリーグ本塁打王、打点はハビアー・バイエズ(カブス)に続く2位の好成績を残しており、10カード連続勝ち越しに向けて今後も自慢の長打力で打線をけん引する。月間成績は24試合で打率.291 9本塁打 24打点。
□月間最優秀投手・・・マックス・シャーザー(ナショナルズ/4度目)
2017年6月以来の選出となったシャーザー。4月最初の登板では敗戦投手になったものの、残りの4試合にはすべて勝利し安定したエースの投球を披露した。多くのファンが注目したのは日本時間4月21日に行われたドジャース戦でクレイトン・カーショウとの投げ合いとなり結果は6回4安打1失点で見事にエース対決を制した。月間成績は6試合に登板して5勝1敗 防御率1.62。
□月間最優秀新人・・・クリスチャン・ビヤヌエバ(パドレス/初受賞)
メキシコ出身の三塁手であるビヤヌエバは実質メジャー2年目の選手ではあるが、新人王の資格を持っている。日本時間4月4日に行われたロッキーズ戦で3打数3安打5打点、この日の安打はすべて本塁打という大活躍をするとその後は3試合連続弾や11試合連続安打など確実性と長打力の両方を併せ持った選手として今後の活躍が楽しみな26歳の内野手だ。月間成績は22試合で打率.338 8本塁打 19打点。
