4点差追い付いたレンジャーズが逆転勝利 デシールズの快足光る
2018.5.8 16:00 Tuesday
【タイガース6-7レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン
ノマー・マザーラの8号ソロで先制しながらもタイガースに逆転を許し、6回表終了時点で4点のビハインドを背負っていたレンジャーズ。しかし、6回裏に打線が奮起し、イサイアー・カイナーファレファの2点タイムリー二塁打など3本のタイムリーを集中して一気に同点に追い付いた。ところが、7回表にマザーラがライン際の打球を落球してタイガースに勝ち越しを許し、再び1点ビハインドの状況に。その裏、レンジャーズは二死からデライノ・デシールズが相手のエラーで出塁し、秋信守(チュ・シンス)の打球を二塁手のディクソン・マチャドが追いかけている間にデシールズが一塁から生還して同点。さらにジュリクソン・プロファーがライトへの勝ち越しタイムリー三塁打を放って試合をひっくり返し、このリードを守り抜いて7対6で逆転勝利を収めた。
タイガース先発のマイケル・フルマーの前に5回まで1点に封じられ、劣勢を強いられていたレンジャーズだが、6回裏にフルマーを攻略。レンジャーズのジェフ・バニスター監督は「フルマーが非常に良いボールを投げていた。早い段階で劣勢になったけれど、積極的な野球を展開することで盛り返すことができたね」と逆転勝利を振り返った。「1勝は1勝にすぎない」とバニスターは語ったが、積極的かつ粘り強く戦って手にした1勝は、地区最下位に低迷するレンジャーズにとって1勝以上の意味を持つものとなるはずだ。
逆転勝利のなかで光ったのはデシールズのスピードだ。秋信守の打球はマチャドのグラブの下を抜け、ライト方向へ転々としていったが、その間に快足を飛ばして一塁から長躯ホームイン。「僕が塁に出れば、どんなことだって起こる可能性があるんだ」という言葉からは自身のスピードに対する自信とプライドが垣間見えた。
7回裏に逆転に成功したレンジャーズは8回にジェイク・ディークマン、9回にキーオニー・ケラを投入する必勝リレーで逃げ切り。タイガース3連戦の初戦を見事に白星で飾った。